1月28日、日本共産党広島市会議員団は調査特別委員会(百条委員会)の設置の可否について、各会派の意見を踏まえた議長の判断を伺いました。その後、記者会見をしました。
百条委員会の設置に賛成したのは、「市政改革ネットワーク」のみ。他の5会派は反対。議長は「反対が多いので百条委員会は設置難しい」との判断でした。
このまま、「政治とカネ」の問題をうやむやにすることは、議会の自浄能力の欠如を市民に示すものです。市民の世論と結んで、議会の「膿」をだし、市民の声で動く議会へと転換する転機としたいものです。
(中原ひろみフェイスブックより)
1月19日、日本共産党広島市会議員団は、12月議会について報告会を開催しました。
12月議会では、元議長のベテラン議員による、松井市長の政治姿勢を問う質問で「市長選で現金授受」「安佐市民病院移転建て替え問題で利益誘導」などの爆弾発言がありました。
親市長派の議員らと、このベテラン議員とで懲罰動議の応酬となりましたが、真相は究明されないままになっています。※市議会報告90をご覧ください。
日本共産党広島市会議員団は、 1月16日に開かれた「幹事長うちあわせ会」(非公開・議事録もなし)で「公選法で時効とはいえ、カネと利権で動く古い政治の復活を許してはならない。市議会として真相を徹底的に究明するべき」という立場から調査特別委員会(百条委員会)の設置を提案しました。 23日までに各会派からの報告を受け、議長が設置の可否を決定することになっています。
日本共産党広島市議団は議長の決定を受け次第、記者会見を予定しています。
12月12日(金)本会議一般質問で藤田博之議員(改革ネット)が、松井市長が安佐市民病院の移転問題で利益誘導したこと、2011年市長選で現金の授受にかかわったことなどを指摘しました。
(安佐市民病院問題は10:18から、市長選問題は14:18から、再質問は27:57から)
母谷龍典議員ら自民党と地域デザイン会派の10人の議員が、この発言は根拠がなく市長の人格と名誉を傷つけるもの、議会の品位と権威を失墜させるものなどとして、懲罰動議を提出しました。(PDF174KB)そのうち今田良治議員、宮崎誠克議員、大野耕平議員の3人が15日付けで発議を取り消しました。
16日、これに対し藤田議員は、発言に根拠が無いとされたことは侮辱であるとして、発議した7人の議員の処分要求を提出しました。(PDF430KB)
谷口修議員、児玉光禎議員(自民党保守クラブ)と藤田議員が連名で「松井一實広島市長の辞職勧告決議案(PDF243KB )」を提出しました。のちに谷口議員、藤田議員は提出を取り下げました。
これを受け17日の本会議で会期延長と懲罰動議、処分要求について審議したのち、懲罰特別委員会(議会運営委員会の構成員に同じ)が開催されました。
日本共産党を代表して本会議で中原ひろみ議員、懲罰特別委員会で村上あつ子議員が真相究明こそ重要との立場から質疑しました。
藤田議員は懲罰なし、母谷議員ら7人は戒告処分と決定しました。
18日の本会議で審議し、村上あつ子議員は真相が明らかにならないのでは双方とも懲罰は科せないという立場で討論しました。
懲罰特別委員会の報告通りの処分を議決したのちに、通常の市長提出議案などと辞職勧告決議案を審議しました。
中原ひろみ議員は、市長の災害初動対応のみならず市民に冷たい市政運営に抗議する立場で辞職勧告に賛成の討論を行いましたが、賛成少数で否決されました。12月議会は終了しました。
22日、日本共産党広島市会議員団は碓井法明議長に真相究明を求める調査特別委員会(百条委員会)
設置の申し入れ(PDF169KB)をしました。
12月議会は閉会しましたので、調査特別委員会を設置するには幹事長会議を開き、臨時議会を招集しなければなりません。 碓井議長は、幹事長会議の呼びかけを検討すると答えました。
この申し入れについて記者会見をしました。
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