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09.08.21
労働保険審査会に再審査請求 マツダ派遣切りの労働者

 自動車メーカー・マツダ(本社広島県府中町)に派遣切りされ、派遣元から解雇された2人の労働者が19日、雇用保険給付の打ち切りの取り消しを求めた審査請求を棄却した雇用保険審査官の処分を不服として、労働保険審査会に再審査を請求しました。
 請求したのは、マツダの本社工場に派遣され、昨年末に派遣切りされ、派遣会社から解雇された40代と50代の男性。
 2人はいずれも、派遣中に、マツダが直接雇用義務をまぬかれるための「クーリング」でサポート社員(期間工)として働きました。クーリングについては広島労働局がマツダに対する是正指導で違法だと判断。舛添厚生労働大臣も日本共産党の小池晃参議院議員に対し「違法だ」と答弁しました。
 広島公共職業安定所は、「派遣元との雇用関係が3年以下である」と雇用保険の給付を打ち切りました。男性らは、打ち切り処分を取り消すよう雇用保険審査官に請求しましたが、「雇用期間が3年未満で、特定受給資格者にはならない」と棄却し、クーリングについては、判断を避けました。
 2人が所属する地域労組ひろしまの大山泰弘副委員長は「労働保険審査会は、大臣答弁や労働局の指導と矛盾する決定を取り消し、労働者を救済すべきだ」と語りました。

(しんぶん赤旗2009年8月21日より)


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