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09.01.23 市が民間移管保育園を突如公表　議会内外で異論相次ぐ 　公立保育園の民間移管を計画している広島市は21日の市議会厚生委員会で、当面、５つの市立保育園を廃止し民間に移管すると発表しました。 　市は昨年12月に「民営化ガイドライン」を発表。同月の市議会定例会では「民間移管は最終決定ではない」と認めていました。そんななか開かれた21日の厚生委員会には「民間移管の対象園の名前が公表されるかもしれない」と、多くの保育園保護者が傍聴にかけつけました。 　同委員会で日本共産党の中森辰一議員は「12月議会では『いつ発表するかは未定』と答弁していながら、１か月も経たないうちに保育園の名前を突然発表するのは議会無視であり、２年３か月前に公表するとしている市のガイドラインとも矛盾している。『保護者の理解を得て』としていた市長の答弁にも反しており見切り発車ではないか」と厳しく追及。他会派の議員からも「財政が厳しいことを理由に保育予算を削減することはいかがなものか」との意見が出されました。 　しかし、市当局は「民間移管で浮いたお金で他の保育サービスを充実したい」と述べるにとどまりました。 　委員会終了後、公立保育園保護者会連合会と豊かな保育をすすめる会は市役所内で記者会見をおこない、「民営化することを前提に進んでいくのは納得できない」と市に強く抗議しました。 ≪市が民間移管するとした5つの市立保育園≫ 　2011年度　原保育園（安佐南区） 　2013年度　坪井保育園（佐伯区）、舟入保育園（中区） 　2014年度　竹屋保育園（中区）、古市保育園（安佐南区） ※市は10年間で20か所程度の市立保育園を廃止し民営化するとしています。

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