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08.12.23
派遣と期間工の繰り返し マツダ、違法認める
  仁比議員ら申し入れに
 
 広島県府中町の大手自動車メーカー・マツダ本社のコーポレート業務推進本部の神田恭次総務部長らは22日、派遣社員とサポート社員(期間工)を繰り返す違法行為について「厚労省通達(9月26日)を見るまで違法と思っていなかった。今後はしない」と述べました。
 日本共産党の仁比聡平参院議員、中林よし子元衆院議員の、「雇い止め」された派遣労働者の直接雇用を求めた申し入れに答えたものです。申し入れには、辻つねお県議、中森辰一、中原ひろみ両市議らが同席しました。

 今月15日の参院決算委員会で、仁比議員が厚労相から違法との答弁を引き出した派遣社員のランク付けについても、神田部長らは「Sランクについては部でチョイスし、マネージャーが任命している」と事実を認めました。
 仁比議員らは「違法と思わなかったで免れることはできない。違法を重ねて派遣期間の上限(3年間)を超えた人たちは、すでに『雇い止め』した人も含めて直接雇用すべきだ」と述べ、派遣労働者が加入する労働組合との団体交渉に応じるよう要求しました。

 要請団は引き続き広島市中区の広島労働局を訪問し、マツダやシャープに「雇い止め」撤回の指導を強化するよう求める要請書を提出。応対した職安部長らは「きちんと対応する」と答えました。

(しんぶん赤旗2008年12月23日より)


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