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08.08.27
広島高速4号 西風トンネル地盤沈下 越智氏 公社は再検討を

 広島高速4号(広島市安佐南区―西区)の西風トンネル建設で発生した地盤沈下で、広島高速道路公社が「家屋敷や水田畑に生じている変状はトンネル建設による影響ではない」と回答した問題で、日本地質学会会員の越智秀二氏は25日、広島市中区の同公社を訪れ、再検討するよう申し入れました。

 越智氏は公社が回答した21日以降、現地確認を実施。公社の測量ポイントの不明個所や地質評価の問題点が判明したとして、測量のやり直しと関係住民への詳細な説明を求める申し入れ書を提出しました。
 申し入れには地盤沈下で自宅が傾いた住民や、広島高速5号(東区)建設計画に反対する「二葉山トンネル」を考える市民連絡協議会の和井省三代表、日本共産党の中森辰一市議ら11人が同席。総務部管理課の松本信雄課長が応対しました。

 公社が「トンネル掘削前と工事完了後に実施した家屋調査で、トンネル建設による影響が生じていないことを公社と地元住民の双方で確認している」と回答していることに対して、被害にあった住民は「当事者同士で合意などしていない」と抗議。越智氏は「ずさんな回答のまま二葉山トンネルを掘ったら、また被害が起きる」とただし、松本課長は「公社内で話をする」と答えました。

(しんぶん赤旗 2008年8月27日より)


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