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08.03.01
“今でも土砂災害のおそれある” 専門家が新たな危険性指摘 ― 二葉山トンネル

 広島高速5号線・二葉山トンネル建設計画の撤回を求めている「二葉山トンネルを考える市民連絡協議会」(和井省三代表)は1日、専門家を招いて学習交流会を開き、住民ら約160人が参加しました。
 広島大学大学院教授の中根周歩氏、日本地質学会会員の越智秀二氏が基調講演を行い、トンネル建設によって引き起こされる新たな危険性などを報告しました。

 越智氏は、既に供用されている広島高速4号線(西区―安佐南区)の西風トンネル建設でも、地盤沈下による被害が起きていると報告。「高速道路公社は沈下の原因をトンネルによるものと認めていない。そういう考えのまま二葉山トンネルを掘るべきではない」と指摘しました。
 中根氏は、1999年6月に県西部を襲った集中豪雨で32人の死者が出た土石流災害の調査結果を紹介。「松枯れで山が弱っている二葉山に集中豪雨が発生すると、土石流などで人口が密集する牛田地区など周辺地域が甚大な被害を受ける。トンネルを掘ると地下水が低下し、土砂災害はいっそう拡大する」と警告を発しました。

 参加者からは「今でも土砂災害の危険があるのにトンネルを掘るなんてとんでもない」など、不安と驚きの声が相次いで出されました。和井代表は「新しい事実も報告された。トンネルは絶対つくらせてはならない。ぜひ署名に協力を」と呼びかけました。


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