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2009年6月29日 建設委員会 村上あつ子議員 |
高速5号線の建設について 市民球場のバリアフリーについて 市営住宅のストック有効活用計画について |
高速5号線の建設について (村上あつ子議員) 3点質問をします。初めに高速5号線建設についてなんですけれども、本委員会での最後の質問になるだろうということを想定して、これまでの繰り返しの部分もありますけれどもいくつか質問をさせていただきます。安全検討委員会についてなんですけれども、この検討委員会の目的をまず最初に確認をさせてください。 (高速道路整備担当課長) 今回設置しようとしております高速5号線トンネルの検討委員会は、住民の方がとても不安に思われております地表面沈下とか、或いは土砂災害などの周辺地域の影響について、客観的なデータに基づき、専門家の立場から科学的に審議、検討を行なうものでございます。地域の住民生活の安全性を確認することが目的でございます。 (村上あつ子議員) 地域住民の生活の安全性を確認するということなんですけれども、それを専門家の立場で科学的に検討をしていこうということなんですけれども、今の答弁の裏を返せば、言い方を変えれば、検討委員会が地域住民の生活の安全を立証するということになるんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 基本的にはそういうことでございます。 (村上あつ子議員) ではこの委員の構成なんですけれども、どのようになっているでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 委員の構成につきましては、行政が選定した学識経験者とともに住民の方々が推薦される専門家も参画した委員会とし、公正中立な立場で審議検討をしていただくこととしております。 (村上あつ子議員) 市が様々設置しております審議会とか検討委員会の委員を選定する場合に、市民公募という形で市民の方を選定しているという、そういう事例はあるんですけれども、住民が推薦する専門的な人を推薦するという、こういう委員会はおそらく初めてのことだろうというふうに思うんですね。言われましたように、公正中立の立場でということになるんですけれども、一旦委員会が設置されて検討が始まりますと、先ほど答弁にありました目的ですね、住民生活の安全を立証するという、その目的に沿ってそれぞれの専門の立場で検討されていくのであるから、検討委員会の中では「私は行政が推薦した人」「私は住民から推薦された人」とかいう立場は、全くゼロであって、委員には色が付かないと言いますか、そういう立場で当然検討していくべきだというふうに思うんですね。従って今から委員が公表されると思うんですけれども、そこの点では、線引きせずにね、同じレベルで委員の名簿を公表すべきだと思うですけれども、その点はどのようにお考えでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 委員おっしゃるとおり、行政として委員会を立ち上げるわけですから、その委員に就任していただいた委員につきましては同様に公平中立な立場から、科学的に審議していただける方ということで同じように、同様の委員として一覧表に掲示したいと考えております。 (村上あつ子議員) それはお願いします。それから委員会の設置、運営はどこが責任を持って行なうことになるんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 設置という観点にはならないかもしれませんが、実際委員の方に就任していただくわけですから、具体的な事務局運営というものが必要となってまいります。現時点ではこの事務局を広島県、広島市、そして広島高速道路公社の三者で事務局を運営していきたいと考えておりまして、各委員への委嘱という観点でも三者から各委員へ委嘱するという形になろうかと考えております。 (村上あつ子議員) 事務局として県、市、公社が運営に携わるということなんですけれども、住民の方からはこれまで再三「公社は入ってほしくない」と、信頼関係が全く無くて、公社には入ってほしくないということが言われておりますけれども、先ほどの答弁では県、市、公社ということだったんですけど、公社についてはどのようにお考えなんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 確かに地元住民の方、或いは住民代表の方からは、公社には事務局に入ってほしくないという意見があることは、我々承知しておりますけれども、この検討委員会は先ほども申し上げたとおり、あくまでも住民(生活)の安全性を確認することが目的でそのやり方として、具体的に地表面沈下なり土砂災害に造詣の深い詳しい専門の委員の方にお集まりいただいて、あくまでも学術的に検討してもらう委員会でございます。事務局は各委員の招へい、或いは必要な旅費等の支払い、或いは会議の日程調整、そして委員から指示された適切な調査を行うというのが事務局の責務だと考えておりますので、住民の方が感情的に「公社が入らないでほしい」と言われることについては、お気持ちはよく分かりますけれども本市としましては事務局はこれまでどおり広島県、広島市、そして事業主体の広島高速道路公社の三者で事務局の運営を適正に行なっていきたいと考えております。 (村上あつ子議員) 事業主体である公社を逆に除いたとしても、先ほど確認を致しました委員会の目的に対して、委員会での検討をする中で公社が意見を言うとかいうことには、そういうことは無いと思いますので、今答弁があったようにあくまでも事務局的な立場で、公社が入るということは住民が心配をされていることはまた別のことになるんだなというふうに私も思います。県、市、公社、三者で事務局を担っていくということになろうかと思いますけれども、一旦委員会が立ち上がりますと委員会に対して住民の意見はどのように反映されていくのかということを確認させてください。 (高速道路整備担当課長) この検討委員会はあくまでも公正中立な立場で客観的データ、そして学術的な見地から科学的に審議検討を行なうというものでございます。こうした検討委員会の性格上、住民の皆さんの主張などを直接委員会に反映させるということはできませんが、この検討委員会が必要と認める場合は委員以外の方の出席を求めることができると、こういったシステムの委員会にしたいとは考えております。また本市としては、現在も地元住民代表の方ときちんとしたお話し合いをさせていただいておりますが、この検討委員会が立ち上がった後においてもこれまでどおり話し合いの場というのは持ちたいというふうに考えております。 (村上あつ子議員) 私が懸念するのが高速1号線での事例なんですけれども、あそこにトンネルを掘るという話が出た時に、古くからいる住民の人は「あそこには防空壕がたくさんあったから、ああいうところにトンネルを掘ったら大変なことになるよ」とか、そういう昔のことを、昔どうだったかということを、私はあとから聞いたんですけれども、そうしてみると地元のことは地元の人が一番よくご存知だというところがあると思うんですね。そういう意味ではどうだったのかというところで、今の住民の声を聞くということは、ある意味検討していく中では要るんじゃないかなということで、そういうふうにお聞きしたんですけれども、必要と認められればそういうこともあり得るということでありますし、今まで住民の方と県、市でいろいろ協議をされてきているということも、それは委員会とは別に引き続いてやられるということなので、それは私としても異議もありませんし、そのようにしてほしいというふうに思います。いろいろ委員会のことについてお聞きしたんですけれども、じゃあ一体委員会の立ち上げはいつ頃になるのかということなんですけれども、どういう見通しなんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 現在県と市が主体となって住民代表の方々と調整をしております。内容につきましては先ほどお答えしましたような、構成メンバー、あるいは委員会の運営などについて最後の詰めの調整を行っているという段階でございます。この調整が整えば委員会を立ち上げる運びになります。本市としてはなるべく早い時期、できれば本年夏頃を目処に検討委員会を立ち上げたいと、このように考えております。 (村上あつ子議員) 夏頃を目処にいよいよ立ち上がるということになりそうなんですけれども、検討期間については尻尾をある程度決めて、事務局のほうで決めて委員会にお願いをするのか、そこらへんの検討期間についてはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 立ち上げまでは事務局として責任を持って行ないますが、あくまでも立ち上がってしまえばこれは、各委員さんがそれぞれ専門的な知識で審議、検討をしていただくというのが基本だと考えております。検討期間ということでございますが、それは我々としても早く立ち上げて早く結論を出していただきたいという気持ちは持っておりますが、その検討期間についてはそれは制約を持って望むものではございません。 (村上あつ子議員) 期間については構成された委員会の中で、もっとこういうことが必要だということがあれば延びるかもしれないし、ということになる訳ですね。分かりました。 最後に、委員会の検討結果が出て、それを参考にして県と市が5号線の建設について、事業の進め方について判断をしていくということで間違いないのか、それまでは事業を、5号線の建設については着手しないという、こういう認識で間違いないのか確認をさせてください。 (高速道路整備担当課長) 今後の事業の進め方につきましては、検討委員会においてどういう議論が行なわれ、どのような検討結果になったかを踏まえて、県、市、公社で適切に判断していきたいとこのように考えております。 (村上あつ子議員) 県、市、公社で、三者ですね、今言われたのはね。このときに市の考え方として、昨年の7月の市長の記者会見での内容ですね、それは前提になるというか、基本にあるというふうに考えてよろしいんでしょうか。 (高速道路整備担当課長) 昨年7月22日だったと記憶しておりますが、市長が記者会見で発言した考え方が、今の我々の考え方でございます。 (村上あつ子議員) 分かりました。それでいよいよ夏までにはということで、いよいよ検討委員会が設置されて検討が始まるということで、これは公開、公表で行なわれるということもこれまでの答弁の中でありましたので、私たちも委員会を注視していきたいというふうに思っております。事務局で市のほうも大変だと思いますけれども、引き続き住民とのやりとりもしながら、ぜひ進めていっていただきたいと思います。 上にもどる 市民球場のバリアフリーについて (村上あつ子議員) 新球場が完成しまして、オープンしまして既に昨年の入場者数を上回っているという聞いてるんですけれども、建設の段階で紙屋町の旧球場よりも更に良いものをということで、様々検討されて造られたわけなんですけれども、その中には障害者にも優しいというか使いやすい球場にしていこうという視点もお持ちだったというふうに思うんですけれども、いざオープンしてみて、使ってみると様々使い勝手が悪いというか、改善をしていかなくちゃいけないということが出てきているんじゃないかというふうに思うんですね。私どものところにもいくつか要望が届いているので、数点現状も含めて要望していきたいと思うんですけれども、まず車イス用の観客席なんですけれども、旧球場よりも数がはるかに多いとは思うんですけれども、具体的に新球場では車イス用の観客席がいくつあるのか、まずお聞きします。 (新球場調整担当課長) 車イス用観客席につきましては1塁側内野に40席、ライト側外野に30席、3塁側内野に20席の合計90席を常設しておりまして、旧市民球場で常時販売しております4席と比べまして、大幅に増加したことから、多くの車イス使用者の方々からご好評いただいております。 (村上あつ子議員) 90席になって、私は一番最初、新球場になって見せていただいた時に、車イス用の観客席がすごく多いことに感動したんですけれども、いざ使ってみますと、介助者と一緒に観るということがなかなかできないんだということも、そういう苦情が届いてるんですけれども、車イス用の席の隣に必ずしも介助者用の席が無い、というふうに伺っているんですけれども、実態はどのようになっているでしょうか。 (新球場調整担当課長) 介助者につきましては、車イス観客席1名につきまして2名までが車イス用観客席の後方で付き添うことが可能になっております。しかしながら車イス観戦者との一体的な観戦ができないというご指摘も受けております。球団といたしましては、今シーズンの車イスチケットの既に販売済みのものも多く対応は困難ですが、来シーズンからはこうした車イスの観戦者と介助者が左右に着席して快適で一体的な観戦ができるようにする方向で検討を進めております。 (村上あつ子議員) 既にチケットの販売がしてあるのでということなんで、来年度に向けて改善をしていくということなんですけれども、併せてですね障害者の方でも車イスを利用する方と、車イスが必要ではない障害者の方、障害で様々あるわけですけれども、そういう障害者が一緒に観戦したいという要望もあるんですね。車イスだけじゃなくて。来年度の改善に向けてそういったところもまた視野に入れた改善をしていただいて、チケットが購入できるように要望しておきます。それから車イスの人が車で球場に行く場合なんですけれども、その駐車と移動がどういうふうになっているでしょうか。 (新球場調整担当課長) 現在、車イス等の利用者が車で球場に来場された場合、球場西側にある有料駐車場に確保しております専用の40台の駐車スペースに駐車していただき、隣接する西蟹屋プロムナードのエレベーターを利用してメインゲートから直接球場に入場していただきます。また介護タクシー等の送迎車用であれば、球場敷地内の乗降スペースを利用していただくことも可能となっております。 (村上あつ子議員) 車イス利用者の駐車スペースが駐車場の一番球場側に用意してあるということなんですけれども、今の段階で一番近い距離ということになるわけですね。それで一番近いエレベーターを使っていただくということなんですけれども、このエレベーターなんですけれども、エレベーターは全体で何基あってどういうふうになっているかということが聞きたいんですけれども、今のプロムナードに近い所しか車イスの人は使えないのか、全体で何基あって使用がどいうふうになっているのか教えてください。 (新球場調整担当課長) マツダスタジアムでは最大で3万人を集客する大規模施設でありますことから、プロ野球開催時には観客の動線を確保するだけでなく、飲食販売や中継放送、場内案内等、円滑に行なうため、一般用と業務用のエレベーターをそれぞれ確保してございます。全体で5基設置してございますが一般用につきましては、来場者の主な動線でありますメインゲートに隣接する先ほど申しました西蟹屋プロムナードに1基、それから車の乗降スペース付近のエントランス付近に1基設置し、車イスを利用される障害者、高齢者の方々に優先的にご利用いただくようにしております。残りの3基につきましては3階のコンコースレベルでは接続しておりますものの、1階のレベルではゴミ集積場や業務用車両の出入り口、更に報道関係者、警備関係者等の出入り口に設置しており、業務用エレベーターとして使用しております。 (村上あつ子議員) 5基あって、そのうちの3基が業務用で、車イスの方とか高齢者、足の悪い方、または乳母車を利用する方も含めてなんですけれども、そういう一般の観客が利用するのが2基しかないということなんですけれども、先ほど言われたように車イス用の観客席は90席にすごく増やされて、極端な話、団体が90席全部その日に予約されて来られたということになると、とても1基2基では、特に試合が終わったあと混雑が予想されるんですけど、そういうことは想定されなかったんですかね。90席の車イス用の席とあとエレベーターが何基要るだろうかという関連は、設計のときに無かったんでしょうか。 (新球場調整担当課長) 車イス利用の方々がエレベーターを利用される場合には、開門は現在ナイターの場合等でしたら、試合の3時間前には開門しております。しかしながらエレベーターの観客処理能力ということも非常に限られております。車イス使用者や高齢者の方々、ベビーカーを押してご来場のご家族連れの方々などが非常に多くなっております。こうした方々からは「利用が不便だ」とのご意見を多数いただいておる現状もございまして、本市としましても施設の設計上、3階のコンコースレベルまでは円滑な動線を確保することが必要と考えており、こうした要望も踏まえて今後エレベーターの増設について検討したいと考えております。更にこうしたハード対策だけでなく球団そのものも車イス使用者への応対を改善するとか、そのための機能専門機関からアドバイスを受けたり、職員研修を行なうなどのソフト対策を積極的に進めており、また8月下旬には車イス使用者のためのコンコース解放デーという企画を進めております。この日におきましては参加者には限りがありますが、同時に車イスでは日頃アクセスできない場所も含めたスペシャルバックヤードツアーというのも計画すると聞いております。このようにハードの整備も今後、市としてもいろいろ検討しながら球団サイドでもバリアフリーという施設の特徴を最大限生かして、家族、友人等関係者等も含めて、車イス使用者の方々に喜んでいただけるよう早急に進めたいと考えているとのことでした。 (村上あつ子議員) エレベーターを増設する計画もあるようなんですけれども、それにしても今すぐのことにならないので、とりあえず暫定的に3基ある業務用エレベーターを障害者の方が、特に団体で観戦があったようなときには特別に業務用を利用して、試合が終わったときに業務用を仮に使うとかいう、そういうことは考えられないんでしょうか。 (新球場調整担当課長) お帰りになる際には殆どの観客の方々が一斉にお帰りになるという状況もございまして、安全確保等の観点から直ちに業務用エレベーターをすぐ使えるようにできるかどうか、検討はしてみたいとは思っておりますが、なかなか業務用は業務用で試合が終った際にはかなりバックヤードの動線というのは・・してもございます。そのへん勘案しながらですね可能であればそういうことも検討する必要があるかとは考えます。 (村上あつ子議員) 業務用なので終ってからもすぐ使わんでもいい、お客さんが引いた後それからゴミを下ろすなり何なり、先にお客さんを優先してやっていただきたいなという、業者の人もはよ帰りたいいうのはあるんかもしれませんが、まずお客さんを優先に考えて、ぜひそこは検討していただきたいと思います。それからですね、コンコースに点字ブロックが多分どこもずうっとは無かったと思うんですけれども、これは何か考えがあって設置をしていないのか、そこまで気が回らなかったのか、なぜ点字ブロックが無いのか教えてください。 (新球場調整担当課長) 広島市の公共施設福祉環境整備要綱では、不特定多数の者や身体障害者、高齢者等が多く利用する施設につきましては、常時係員が対応できるような場合については歩道敷地の出入り口から施設の受付等に至るまでの通路には点字ブロックを敷設するとしておりますが、施設の中であるコンコースには点字ブロックは敷設していません。またプロ野球開催時には多数の観客により、コンコースが非常に混雑する状況から、視覚障害者の方々に対しては、コンコース内を点字ブロックで誘導するということは必ずしも安全ではないと考えております。従って現在マツダスタジアムでは、視覚障害者の方々に限定している訳ではございませんけれども、障害者の方々に対しては適宜球団職員等が、先ほども研修とかいろんな応対のアドバイスを専門家から受けていると申し上げましたが、そういうことで施設のご案内や誘導などを行なうなど、より安全で効果的な対応を行なっております。従って今後とも障害者の方々が安全で快適に観戦していただけるように球団としては、そういった方法を継続していきたいということでございますし、市としても安全な誘導がなされるように努力していただくことが好ましいと考えております。 (村上あつ子議員) 分かりました。でも視覚障害者の人でも、一人でも球場に行けるという、そういう球場にしていただきたいというふうに思います。視覚障害に限らず障害者の人がそういうふうに球場に行こうとした場合は、今言われたようにソフト面のところでいろいろ援助、介助しようという思いがおありなようなので、球団の事務所のほうにそういう一言「いついつの試合に行きます」とかいうふうに言ったら、それなりに援助を要請することができるんでしょうか。球団のほうに言ったらいいんですかね。 (新球場調整担当課長) 基本的に車イス等に乗ったままご入場いただいた方につきましては、その当日その場でですね、選任の職員数名或いはその他の誘導の職員も含めまして、お声を掛けさせていただくように教育を進めておりますので、その当日でも大丈夫でございますし、念のためということでございましたら、事前にお電話等でご連絡いただきます。 (村上あつ子議員) わかりました。よろしくお願いします。 それから、場外の横断歩道なんですけれども、確か今3箇所あると思うんですけれども、これが横断歩道が少ないんじゃないかという声が届いてるんですが、今の横断歩道の3箇所を設置した理由と、それから4月以降オープンして現状で特に試合後に限って言えば、人の流れとか車の流れで支障があったりとか、苦情があったりとかそういうことがあれば教えてください。 (広島駅周辺整備担当課) まずは1点目の球場の西側周辺道路の横断歩道が3箇所、どういう考え方で設置されているのか、というご質問でございますけれども、横断歩道の設置は公安委員会が所管しておりますので、球場の外周道路の整備にあたっては本市と県警が協議を行い、JR南側市道や大洲通りの歩行者、球場駐車場、駐輪場の利用者、シャトルバスやタクシーの利用者など、これら観客の流れを考慮して横断歩道の位置を決めております。 それから球場オープン後、特に支障は無いかというご質問でございますけれども、球場西側の外周道路においてはプロ野球開催時に警備員を適正に配置し、既存の3箇所の横断歩道で歩行者を安全に誘導しておりまして、現時点では大きな混乱は生じておりません。 (村上あつ子議員) 現時点で大きな混乱は生じていないということなんですけれども、今後ですね、周辺の集客施設を作るという計画になっているんですけれども、それがまだ建設に至っていないわけですけれども、その今から新しく施設ができたらまた流れが変わってくるというふうにも思うので、協議されるのは県警とそういう人の流れを考慮しながら、前提にして設置をされると思うんですけれども、横断歩道がたくさんあればあるほどいいわけでもないというふうに私も思いますので、今後集客施設の建設に伴ってまた検討していただきたいというふうに思います。 それからこの質問の最後になるんですけれども、これも要望を受けて大変難しい問題だなっていうふうに自分自身でも、どうしたものかと思ってるんですけれども、ぜひアイデアをいただきたいんですけれども、チケットの購入なんですけれども、球場に行くか若しくはコンビニで買うかになるんですけれども、市外に住んでいる方が近くにコンビニもそんなに無い、あるコンビニに、自宅から一番近いところに行くにしても、障害を持ってたらなかなか行けないというような方の相談なんですけれども、そういう方がチケットを買うにはどのようにしたらいいか、電話で購入が確か今できないというふうに思うんですけれども、チケットをより手軽に購入するにはどのようにしたらいいかということなんですけれども、何かお考えがあれば教えてください。 (新球場調整担当課長) カープの観戦チケットに関しましてはマツダスタジアムや、八丁堀カルピオの窓口、コンビニ、インターネット、JR西日本の一部の窓口、提携ホテル、携帯電話これは操作をして契約をする、それからファクシミリなど、様々な購入方法が用意されてございます。特に遠隔地にお住まいで、且つインターネットや携帯電話もご利用になれない方につきましては、ファクシミリやはがき、最寄りの中国新聞販売店などでもチケットを購入することは可能となっております。従って様々な窓口は用意してございますので、こうしたことをご活用いただければとも思いますし、こうした窓口でも尚且つ対応できないということであれば、またいろいろ球団とも相談して参りたいと考えております。 (村上あつ子議員) 今回私どものほうにもいろいろ要望を受けまして、担当の方と話をさせていただく中で、いろいろと検討をされて改善をされているということも分かりました。これからもまたね、いろんなケースが出てくると思います。それに対して、大変だと思いますけれどもできるだけ本当にたくさんの人が誰でも気軽に球場に行って観戦ができるという、そういうバリアの無い球場にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 上にもどる 市営住宅のストック有効活用計画について (村上あつ子議員) 市営住宅の入居の収入基準が、月収の20円以下から15万8千円以下というふうに変わりまして、この5月の定期公募がまず最初の募集だった訳ですけれども、募集の状況がどうだったかということを、今回の定期公募とそれから1年前の定期公募、それからこの5月の前の2月の定期公募、その3つの数字を教えてください。 (住宅管理担当課長) 本年5月の定期公募でございますが、申込み人数は2,413人でした。これに対し昨年5月の定期公募の申込み人数は2,556人でございまして、これに比べますと143人減少しております。それから直近の本年2月の定期公募の申込者数ですけれども、これが2,256人。これに比べますと反対に157人増加しております。 (村上あつ子議員) 20万から15万8千円に引き下げられて、15万9千円以上の人は申込みができなくなったということになる訳ですけれども、それが一体どれくらいの数字なのかというふうに思ってお伺いしたんですけれども、単純にそれだけではこの今言われた数を聞いた限りでは、今まで申し込んでいた人が申し込めなくなったというふうにイコールにはならない訳なんですけれども、この5月に2,413の応募があったということなんですけれども、倍率はどれ位になったでしょうか、この5月。 (住宅管理担当課長) この5月の応募倍率ですけれども、66戸の募集倍率に対して2,413人ということでしたので36.6倍でございます。 (村上あつ子議員) 36.6倍ということでやっぱり倍率を聞いたら凄いんですけど、66しか募集をしなかったということですね。この66という数字は毎回こんな数字ですかね。もう少したくさん出てると思ってるんですけど、どうなんでしょう。この66しか募集なかったんですよね、確認させてください。 (住宅管理担当課長) 今回66でしたが、昨年の状況を見てみますと、昨年の5月は133、昨年の8月114、それから昨年の11月98、今年の2月が83とこういう状況でございます。 (村上あつ子議員) 今回66しか出せなかったのは空き家が少なかったということなんでしょうか。 (住宅管理担当課長) 今回募集住宅が少なかった理由でございますが、今年度から空き家改修にあわせて浴槽整備をすることにしておりまして、この5月の定期公募から浴槽を設置した住宅を提供しております。浴槽の整備につきましては退去者から譲渡を受けたり、それを活用することを原則としておりますが、活用できない場合は本市が新たに設置することにしております。今年度はこうした新たな仕組みをスタートさせましたばかりでございまして、譲渡を受けた浴槽の点検と、活用できない浴槽の交換工事を行なうサイクルを確立する段階にありますことから、今回の定期公募では十分な住宅が提供できませんでした。こうした状況が暫く続くかとは思いますけれども、体制が整えば従前同様の提供戸数は確保できると考えております。 (村上あつ子議員) それはできるだけ早く体制を整えてください。倍率も36以上の倍率になっておりますし、確かに浴槽を点検したりとか発注したりとかという新たな仕事が入ってはきましたけれども、丸っきり初めての仕事ではない訳ですから、ぜひ体制は早急に整えてスピードを上げて空き家修繕をして募集を、空き家のままでなかなか募集ができないという状況でなくて、空き家になったらすぐ募集ができるできるだけ早い体制をぜひ整えていただきたいと思います。 それから、エレベーターの設置についてなんですけれども、この計画によりますと15。15というのが廊下型の中層住宅で未設置が15棟あるというふうにあるんですけれども、この設置できない理由はどういうことで設置できていないんでしょうか。 (住宅整備課長) 廊下型中層住宅へのエレベーター設置につきましては、平成14年度から整備に着手しまして昨年度までに設置可能住宅につきましては整備を完了しました。先ほど15棟ということでしたけど、これにつきましては設置スペースの確保ができないことの理由によりまして、対象から外れております。 (村上あつ子議員) スペースが確保できないということなのだから、今の住宅がある限りはもうずっとこの15棟については、永久にエレベーターの設置はないということでいいんですね。 (住宅整備課長) 廊下型の中層住宅につきましては今言いましたように設置スペースが物理的にありませんので、これにつきましては今のところできないと思います。ちょっと訂正がありまして、ストック計画では15棟という記載になっていますけど、20年度に1基ほどできてますので、実際にできていません廊下型の中層住宅は14棟になります。訂正させていただきます。 (村上あつ子議員) じゃあ残りの14棟は今のところは設置の可能性は無いということで認識しました。それからもうひとつ、階段室型なんですけれども、これは今年度の新年度予算で設置をするということで、今年度については7基の設置が予算計上されていたというふうに思います。371棟階段室型があるんですけれども、当初計画では45棟が設置する計画だというふうに聞いておりますけれども、この45棟でもうずっと将来的にも終わりなのか、そこを確認したいんですけれども、聞きますと45棟の設置も今年が7基で、来年度以降かけて10年から12年くらいの間で45棟に設置するというふうに聞いてるんですけれども、この371棟のうち45棟で終わりなのかどうか、そこを確認させてください。 (住宅整備課長) 階段室型の中層住宅へのエレベーター設置につきましては、今年度から取り組んでおります。エレベーター設置対象の選定にあたりまして、エレベーターを設置した後に、耐用年限が概ね20年以上維持管理を予定している耐火構造の住宅。それと設置により費用対効果が見込める4階または5階建ての住宅であること。それとエレベーターの設置スペースがあること。それと設置に伴う日照阻害などの法的な問題がないこと。これらの条件を満たしました住宅を選んだところ、現在45棟ということであります。先ほども言いましたけど、4階5階建てのものを今対象にしております。今この時点で確約することは何もできませんが、将来この当面45棟を私としてはやっていきたいと思います。それが整備した段階でですね、またその時点で考えさせていただきたいと思っております。 (村上あつ子議員) つまり45棟というのが、先ほど言われたような耐用年数とか、設置スペースとか、そういう条件をいろいろ、こういう条件のところだよという、その条件に合致したのが371棟中45棟しか無かったということなんですね。だからまあ課長さんとしてみたら、その後も検討はしていきたいけれど、というふうに言われたけども、それは課長さんが課長さんでいるときにぜひそれはしてもらわんと、空手形になってしまいますので、ぜひ早急に検討していただきたいのと、それからですね、先ほど10年から12年かかると聞いてるというふうに言ったんですけれども、これを早くするいうことはできないんですか。繰り返しますけども371棟中僅か45棟なんですね。エレベーターがつけられるとされてるのが。それをすごく喜んでらっしゃるんだけれども、それがまた10年先になるかも分からんということになったら、生きちゃあおりゃあせんいう声もあるんですね。12年という計画は早まらないんでしょうか。 (住宅整備課長) 今、年間3棟から4棟程度をさせていただいてるんですけど、これはこれまで廊下型の中層住宅につきまして整備を進めていましたけど、それと同じ予算規模で進めた結果、今3棟から4棟ぐらいというように計画上はなっています。 (村上あつ子議員) 十分な説明をされて、知らんかったよということが無いようにしていただきたいということを申し上げて終ります。 上にもどる |
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