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(清水てい子)
おはようございます。日本共産党の清水てい子です。
今日はですね、安佐北区安佐町の宇賀大橋についてお聞きします。
ちょっと小さくて見えにくいんですけど、ここがですね宇賀大橋となっております。この宇賀大橋はですね、安佐北区安佐町小河内と安佐町久地を結ぶ太田川に架かるつり橋です。鉄骨の板に木の板が渡してあるシンプルなものです。自動車と歩行者が通行できるように、すいません。こういう赤い橋です。自動車と歩行者が通行できるようにワイヤーが両端に取り付けられています。
この赤い欄干の橋、塗り替えられてとても綺麗なんです。秋には周りの紅葉に映えて人気のスポットになっています。上流には旧可部線の橋梁が残っています。この大橋は1953年に地元の有志がお金を出し合って建設されたと聞いています。
そこでお聞きします。宇賀大橋が建設された経緯や、管理者がわかれば教えてください。
(道路課長)
宇賀大橋は昭和28年1953年に久地村と小河内村を連絡する橋として建設されましたが、当時の経緯を記した文献が見当たらず、建設経緯の詳細はわかりません。
この橋の管理者は、建設当時は不明ですが、昭和30年1955年には久地村と小河内村を含む五つの村が合併して安佐町となり、それ以降は安佐町が管理を行っていました。その後、昭和46年1971年に安佐町が広島市と合併し、広島市が管理しております。
(清水てい子)
今は広島市の管理になっているということですね。宇賀大橋から1km離れたところの下流にある間野平発電所の調整池の役割をしている宇賀ダムがあります。ダムの建設によって、安佐町久地から宇賀大橋のですね反対側の安佐町小河内に移転された住民もおられます。
宇賀大橋は久地と小河内を結ぶ生活道路として、住民にとって日常的に使う大切な橋となっています。
久地小学校が廃校になり、小学生が宇賀大橋を渡ってバスで通学していました。今は中学生の保護者が自動車で、中学まで宇賀大橋を渡って通学に利用しているということです。そして、この小河内の方が地域の集会所に行くためには、宇賀大橋を渡って久地に行かなければなりません。
ちょっと見えにくいんですけど、この宇賀大橋から、ここら辺に集会所があります。それで住民が橋を渡って、久地の集会所に高齢者の方が百歳体操に行っています。橋が老朽化しており、橋の床板が腐って、釘が浮いた状態で歩行していても危ないので何とかしてほしいと住民から要望されています。
高齢者が押しぐるまを使って橋を渡るんですけど、板の段差があって、1人では歩くのが難しいということです。
私がですね、最初にこの宇賀大橋に行ったときにですね、この黄色い合板が敷いてありまして、この合板に滑りました。雨でもない、普通の晴れた日なんですけど、それで区役所に合板は危ないんじゃないんですかと言いましたら、すぐにですね、この合板をひっくり返してもらったんですよね。
だけど、見てわかるように段差があるわけです。ひっくり返した。合板のそれで危ないなということなんです。それでですね。ちょっとわかるでしょうか。釘がですね、板に打ち付けられてる釘が腐食をして、浮いてるんですよね。釘がそれで歩くのに危ないということなんですが、それで下からですね、これが写したんですけど、隙間が板と板の間に隙間があって、しかも板が腐食をしてるんですよね。こういう状況になっています。
それで、これ新しく側面の板に張り替えられているんですが、その下を見ていただいたら、板が腐食をしている状況になっています。
それでですね、こういう状況の橋なんですが、地元の自治会がですね、車の通るしっかりした橋をね、新たに作ってほしいという要望されたんですが、市はできないと言われたそうなんです。
そこでお聞きします。車の通るしっかりした橋を作ることはできない理由は何でしょうか。
(道路課長)
宇賀大橋が架かる太田川の川幅は約140mと広く、新たに橋を架ける場合には大規模な橋梁となります。
現在、このような大規模な橋梁の新設は、国県道などの道路ネットワークの構築や、バイパス整備など幹線道路を対象に行っておりますが、このたびのケースではこれらの条件に該当しないため困難です。
(清水てい子)
なかなか困難だということですね。それであれば、新たにね橋を作ることができないというのであれば、この宇賀大橋を車や歩行者がいつも安全に通行できるようにしておくべきではないでしょうか。
それで区役所の方もですね、毎年床板の補修はしているということなんです。
そこでね、お聞きしたいんですが、この橋の床板などの補修で昨年から過去3年間でいくらの補修費を使っておられますか。
(道路課長)
令和3年から令和5年までの3年間で、表面の床板とそれを支える枕木等の材料を取り替える費用としまして約970万円を支出しております。
(清水てい子)
毎年ですね少しずつ補修をされるということなんですが、さっき見られたように本当に車や人が通るのに、板がですね釘が浮いてるんで、もうシーソーみたいな感じらしいんですよね。
それで、やっぱり思い切ってですね予算をつけて、全面的に床板の修繕を行うべきではないかと思うんですが、どうでしょうか。
(道路課長)
床板の修繕でございますけれども、特に車両が直接乗ることになる表面の床板は損傷のサイクルが早く、補修費がかかっている状況でございます。
このため、今後床板枕木等について全面的な補修を段階的に実施するように考えておりまして、来年度このための設計を行うこととしております。
(清水てい子)
来年度設計をされるということです。住民の方は毎日この橋を通って、使っておられるのでね、ぜひ早く予算をつけていただいて全面的なね、補修をしていただきたいなと思っています。
それでですね、あの橋はですね、車が通るということで、橋の表示には、通行者がいる場合は、車は進入禁止という表示がしてあります。
ですが歩行者がいても、地域の車じゃない、よそからの車なのかもわからないんですが、歩行者が歩いてても車が進入してくる場合があるそうなんですよね。
その場合にですね、遮断機とか、安全装置を設置するなどして、歩行者が安全に通行できるように対策を行うべきではないかと思うんですが、市の認識をお聞きします。
(道路課長)
現在の注意看板は橋梁の入口から少し入り込んだところに設置してあり、進入する際、車両からは視認しにくい状況になっていることから、現在新たな注意看板を作成しているところでございまして、完成次第、視認しやすい場所へ設置することとしております。
(清水てい子)
よろしくお願いします。私この質問を考えるときに、思い出したことがあるんですね。この橋の下流の方で太田川を考える会、ちょっと名称忘れたんですが、親子でこの河川敷で、元太田川漁協の組合長さんが話をされて、そのときに、鮎の炊き込みご飯っていうんですかね、それをいただきながら、太田川の鮎のこととか、いろんなね、学習をさせてもらったというのをね、思い出したんですね。
本当にこの太田川は大切な川ですし、それからつり橋は文化的な意味でもですね、残していきたい橋だというふうに思ってるんです。
ですから、安心して住民がですね、安全安心にね通れるように、1日も早くしていただくように求めまして、質問を終わります。