議会での質問・答弁

2024年10月31日

2023年度決算特別委員会 消防上下水道関係 中森辰一

1.西区内での豪雨時の雨水対策事業について

(中森辰一)
 お疲れ様です。私は今回は西区内での降雨時の浸水対策事業の中で事故が発生したことに関わりまして、昨年度までの取り組みについて簡単に概括をしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、質疑に先立ちまして9月26日に発生した雨水管掘削工事での道路陥没事故について、先週4日の総括質疑の際に市長が概要報告されました。被害に遭われた住民の皆さんにとって、今も緊急事態が続いているわけです。
 そういう中で、せっかく議会が開いているのに、決算審査で議論の対象ではないとして被害者の状況について通り過ぎるというわけにいきません。
 それで市長が決算審査の全体会で報告されてから10日余りが経っているわけですが、状況は毎日変化していると思います。
 事故発生から3週間が近づこうとしている中で、ほとんどの方が落ち着いた生活の見通しが立ったのかどうか。現時点で避難生活をしておられる方々の状況と、現時点でいつ通常の生活に戻っていただける見通しなのか、加害者である市の責任の問題として聞いておきたいと思います。
 昼休憩のときに主査には了承いただきましたので、この一点だけ説明を求めます。

(管路課建設担当課長)
 事故後に避難をお願いしました、現場から半径50m以内の建物27棟について、危険度判定調査を行いました結果、危険と判定された建物が9棟、要注意と判定された建物が3棟、外観上問題がないとされた建物が15棟となりました。
 このうち、外観上問題がないとされた15棟は、建物内部の2次調査を行い、その結果、11棟については安全が確認されたため、帰宅していただくことが可能となりました。
 このため、現在引き続き避難をお願いしているのは、危険の9棟、要注意の3棟、2次調査が未実施、または修繕等が必要な建物が4棟の合わせて16棟となっています。
 今後は、危険度判定調査の2次調査が未実施等の4棟について、調査や補修を実施し、順次帰宅していただく予定です。
 また危険要注意等の判定で、引き続き避難せざるを得ない方や、事業者の方へ建物等の解体・補修や賃貸住宅などに移っていただくこと等について個別に意向を伺いながら丁寧に対応してまいります。

(中森辰一)
 1人1人、世帯ごとですけれども、賃貸住宅に一時的に移っていただけるというそういう見通しを立てたところもあるというふうに聞いておりますが、なかなかまだそこまでいってない方もあるんだと思います。
 1日も早く通常の暮らしが取り戻せるように、誠心誠意被害者市民の要望も聞いていただきまして、工事請負事業者とともにですね、全力で取り組んでいただきたいというふうに思います。
 質疑に移ります。この豪雨の際の浸水を防止するための大規模な雨水管設置事業は、9月26日の雨水管掘削工事による大規模な道路陥没事故が発生して、これが全国ニュースになりまして、どのような工事をしていたんだろうかというふうなことでずいぶんとクローズアップされております。
 この事業に関わっては昨年度から掘削ルートの途中でカッタービットを交換するスペースを作るために、例えば消防署近くの交差点とその周辺で工事が行われておりました。ずいぶん前から計画をして推進してきたものだと思いますけれども、改めてこの計画についての概要を説明してください。

(計画調整課長)
 本市では、床上床下浸水の被害が頻繁に発生している中心市街地約2000ヘクタールの対策としまして、平成3年度から、既設の下水道管の排水能力を超えた雨水を流す雨水幹線や、ポンプ施設の整備を進めており、これまで中区の千田地区、江波地区、吉島地区、南区の大州地区、宇品旭町地区、西区の三篠地区において主要な幹線の整備を完了しております。
 これらの完成した雨水幹線につきましては、貯留管として供用することで、整備効果を発現させており、令和5年度末時点で、整備対象地区の約51%にあたる1020ヘクタールにおいて、浸水被害が大幅に緩和されております。

(中森辰一)
 デルタ地域のほぼ半数で浸水被害が軽減されているということなんですけども、この事業は実際にデルタの市街地の川で区切られた島といいますかね、それごとに設置する事業をやってきたわけですけども、この設置工事は前年度まででどこまで進んでいたのか、それぞれの島ごとに状況を教えてください。

(計画調整課長)
 デルタブロック地区において整備を進めてきた結果、浸水被害が緩和された地区の面積割合ですけれども、令和5年度末時点において、千田地区においては約56%、江波地区におきましては約28%、吉島地区では約35%、大洲地区では約26%、宇品旭町地区では約45%、三篠地区では約20%となっております。

(中森辰一)
 まだまだこれからやらなければならない事業が今回の西区で行われた事業以外にどの程度残っているんでしょうか。
 ちょっとこれは通告はしておりませんが、答えられたら答えてください。

(計画調整課長)
 面積につきましては2000ヘクタールを対象として整備を今しておりまして、今現段階で1020ヘクタールの面積が完了しております。残りとしましてはあと800ヘクタールを整備する予定としております。※980ヘクタールの間違い

(中森辰一)
 ということは、私は今回の西区の事故が起きたところが最後かなと思ってたんですけど、他にもまだやっているところ、あるいはこれからやるところもあるというふうなことでよろしいですか。
 それで、9月26日に事故を起こしたこのトンネル掘削工事ですが、これいつから事業を始めていたんでしょうか。

(管路課建設担当課長)
 本工事は、令和4年3月22日に契約し、本年2月からトンネル掘削を開始しております。

(中森辰一)
 ごめんなさい、計画はいつから立てて、この掘削事業自体はそうなんですけれども、それ以外にですね、準備もあったんだろうなというふうに思うんですが、それはごめんなさい、いつからこの計画を始めて、今年2月の掘削開始に至ったのか。教えてください。

(計画調整課長)
 広島市全体の整備計画にしましては、平成3年度から整備を進めておりますけども、こちらの計画につきましては、平成2年の11月に事業計画を取得しております。
 観音地区におきましては令和2年3月に事業計画を取得しております。

(中森辰一)
 ごめんなさい、もう一度伺いますけれども、今回事故を起こしたルートですね、ここの1つのルートに関してはいつから準備を始めたものですか。

(管路課建設担当課長)
 先ほど答弁ございましたけれども、計画については令和2年3月に計画変更しております。
 当現場につきましては、トンネル工事に先立ちまして、発進基地となる立坑工事を行っております。その工事につきましては令和3年2月から工事に着手しております。

(中森辰一)
 ありがとうございました。各デルタの島の雨水管設置事業というのは、いずれも大体今回と同じように、直径5m程度の水管トンネルを作ってそこに雨水を一時的に貯留して一番近い川に流せるようにするという、こういうことだと思います。
 それぞれのトンネル掘削の方法は、おそらくいずれもシールド工法だろうというふうに思うんですけども、シールド工法もいくつか種類があると思いますが、どういうシールド工法なのか西区の工法も含めて教えてください。

(管路課建設担当課長)
 シールド工法は、シールドマシンの前面内部に掘削した土砂や水等を充満させ、地盤の圧力とバランスを取りながらトンネルを掘り進めるもので、充満させる材質の水分量の割合により、一般的に泥土圧式と泥水式に分類されます。
 本市ではこれまでデルタ部においてシールド工事を13件施工していますが、このうち宇品旭町地区の1件は泥水式で施工しており、残る12件は泥土圧式で施工しています。今回の工事では、泥土圧式で施工しています。

(中森辰一)
 この西区の工事を請け負ったのは清水建設などのJVですけれども、他の島の請負会社は大体いろんな会社がそれぞれ一つずつ請け負ったのかどうかよくわかりませんが、どういった会社だったんでしょうか。

(計画調整課長)
 先ほどご答弁しました13件の工事の受注者におきましては、まず千田地区におきましては、大林・五洋・奥村建設工事企業体、戸田・不動テトラ・沼田建設工事共同企業体、淺沼・田村建設工事共同企業体の3件となっております。
 江波地区につきましては、鹿島・錢高・松本建設工事共同企業体の1件です。吉島地区におきましては、日本国土開発・勝井建設建設工事共同企業体の1件です。大州地区につきましては、淺沼・田村建設工事共同企業体の1件でございます。
 宇品旭町地区におきましては大豊・西武・伏光建設工事共同企業体、熊谷・錦建設工事共同企業体、戸田・沼田建設工事共同企業体、戸田・沼田特定建設共同企業体、淺沼・伏光建設工事共同企業体、日本国土開発・広電建設特定建設共同企業体の6件となります。三篠地区ですけども、清水建設株式会社の1件となっております。

(中森辰一)
 様々なゼネコンが関わって、この広島市内のシールドトンネル工事をやってきたということだと思うんですよね。ですからいろんな会社がシールドトンネル工事はもう経験済みということで多分あちこちでやっておられるんだろうと思うんですが、この広島市では清水建設が今回は2件目ということなんですかね。
 それでこの西区の工法、先ほど泥土圧式ということなんですけれども、この工法を選択した理由はどういうことなんでしょうか?

(管路課建設担当課長)
 本工事においては、対象地盤が玉石混じり砂礫層であり、掘削土砂が取り込みやすく、当該土質への適用性が高いことや、施工延長が長いため、掘削した土砂の搬出において経済的であることにより泥土圧式を選定しています。

(中森辰一)
 それから、福島公園から掘削を始めて、事故現場の道路交差点に至る市道の直下を掘削して、スタート地点から今回250mの地点で事故が発生したわけですけれども、この工事を準備する際に、このルートを選んだ理由ってのはどういうものなんでしょうか。

(管路課建設担当課長)
 工事ルートについては、発進基地に必要となる用地が確保できる福島公園を起点とし、既設の下水道幹線から雨水を取り込むことを考慮して、ルートを選定しております。

(中森辰一)
 いくつかこのルートの考え方はあったんだろうなというふうに思うんですが、まずはこの福島公園で立坑設置する、まずそこからまた多分水をお互いに流していくという、そういうのがまずあったということなんだろうと思うんですけども、この西区の水管トンネルの設置事業の完成というのはいつの予定だったんでしょうか

(管路課建設担当課長)
 今回工事の完成は令和10年3月20日の予定としています。

(中森辰一)
 およそ4年かけてやるということだと思うんですけれども、今回の工事をスタートしたのは昨年度でありますが、それまでに福島公園周辺から横川駅前通りに至るルート周辺の住民への説明というのを行ってきたのか、どういうふうに行ってきたのか、それから今回の事故地点周辺の住民への説明はどうだったんでしょうか。

(管路課建設担当課長)
 道路陥没事故発生地点周辺を含め、ルート周辺の住民に対してはお知らせ文により、工事概要の周知を行っております。
 さらに、沿線の住民に対しては、事前に工事に関する説明を行った上で、建物等への影響の有無を確認するための家屋調査を実施しております。

(中森辰一)
 この直近のところ周辺では家屋調査も必要になってくるので、その説明会を開いたということなんですね。それでよろしいですか。

(管路課建設担当課長)
 周知の方法については、説明会ではなく沿線沿いの住民に対する家屋調査の説明は、個々に行っております。個別に行っております。

(中森辰一)
 本当はね説明会を開いた方がよかったんだと思うんですよね。一定の区域を区切ってでいいと思うんですけども、やっぱり個々だと、なかなかどういうことなのかわからないというふうなこともあると思いますし、いろんな人が参加する説明会だといろんな意見も出てくるだろうというふうに思って。そうすると、それに対して自分の理解を深めていくということもあると思うんですよ。
 だからそういう点ではやっぱり説明会があってよかったなと、あるべきだったんではないかなというふうに思っております。これは今後のことでご検討ください。
 それから他の中区までの雨水管トンネル掘削工事、西区では、三篠の方でやってるわけですけども、今回の西区の掘削工事でルートの設定について検討する過程で、従前のそれより以前にやってた掘削工事と、今回の西区の掘削工事で特にルートの問題で考慮すべき課題とか、あるいは考慮しなければならない問題というようなものがあったのかどうか教えてください。

(管路課建設担当課長)
 先ほど答弁いたしました、発進基地の位置や既設の下水道幹線から雨水を取り込むことを考慮して、ルートを選定したことに加えて、広島電鉄の軌道やJRの橋脚との離隔についても考慮しております。

(中森辰一)
 広島市内にはですね、かつて七つの川がありました。大雨の際の広範囲の浸水被害を防ぐということで、太田川放水路を建設する事業が戦前から行われていたわけですね。
 今回の事故現場となった福島地域は、東側を福島川、西は山手川に挟まれた地域だったわけです。原爆が投下された後ですね、被災した人々が、この太田川放水路建設途中の川とか河川敷になるところにたくさんバラックを建てて住居としておられました。
 その後、かつての福島川を埋め立てて、既存の区域を合わせて区画整理が行われて、道路の建設と市営住宅とか県営住宅が建てられまして今の姿に変貌しております。
 その後、バラックを撤去して、山手川の方を大規模に拡幅する形で、こんにちの太田川放水路ができました。福島地域にはかつての福島川の川土手の名残の傾斜も残っております。今の西消防署はかつての福島川の川から土手にかかるあたりになるんじゃないかなと思っております。
 今回の掘削ルートっていうのはあえて、かつての福島川の河床下を選んで北上して、広電車庫がありますけどもそのあたりから中広通りの直下に移動して横川駅前の先まで到達するというこういう計画になっております。
 この旧福島川の河床下を掘削するということについてのリスクっていうのは検討されたのかどうか、その検討結果とはどういうものだったんでしょうか。

(管路課建設担当課長)
 今回のシールド工事のルートに旧福島川があったことは認識していますが、掘削する深さは約30mであり、旧河川の河床とは離隔を十分確保しています。
 また、事前のボーリング調査により、掘削箇所の土質は玉石混じり砂礫層が均一に存在することを確認しており、シールド工事を行う上でリスクにはならないと判断しています。

(中森辰一)
 そういう判断をされて、このルート設定をされたということなんですけども、今おっしゃったように、広島市のデルタ地域およそ、おそらく50mぐらい下の花崗岩であろうと思いますけれども、岩盤があってその上に、上流から流れてきた土砂が積み上がってできたものだというふうに思います。
 岩盤の上に砂礫による比較的硬い層その上に粘土質の土の層ができているんだろうというふうに思うんですけれども、1995年の阪神淡路大震災の際に、私は第1期目の選挙をやる年だったんですけど、広島のデルタの地盤は豆腐のような柔らかい地層で、その上に街ができているんだというふうに言われまして、それ以来ですね、大地震の際の液状化っていうのはずいぶんと心配をしてきましたし、多くの方々が心配をされてこられました。
 岩盤に強固な杭を打つ中高層の建物はともかくとして、低中層のビル、今回傾いた市営住宅とか福山通運の建物などは、その一つだと思いますが、地盤の上に平面の基礎を打ってその上に建物ができておりますから、液状化の影響をもろに受けて傾いたりとか、場合によっては倒壊するおそれもあります。戸建ての住宅なども同様だと思います。
 その被害の状況というのは、今年発生した能登半島の地震でまざまざと見せつけられたところであります。
 そういうことから、水道も下水道も耐震対策をしておく必要があるということを私も繰り返し要請をしてきたところです。
 そのような地層の地盤が、当然海が近いし、川も近くを流れているということもあって、水を大量に含んでいるということはわかっていることですよね。
 浅いところを掘削した紙屋町地下街の工事とか、平和大通りの立体交差化の工事でもそのような特徴が工事に多大な影響を及ぼしました。
 しかし、今回のような地下30m掘る工事ってのは、それと大きな違いがあるんだというふうに私も理解します。今回異常出水が、それでも発生してですね、広範囲の地盤陥没につながったと言われているわけですけれども、先行して行われていた同じような地盤のはずの雨水管トンネル掘削工事では、そういうことは起きなかった。しかし今回は、こういった陥没事故が起きたということについて、工事を担当した下水道局としてはどのように受け止めておられるでしょうか。

(管路課建設担当課長)
 今回の事故は、受注者からシールド工事により地中を掘削していたところ、何らかの原因でシールドマシン内に異常出水があり、その後道路陥没が発生したと聞いており、シールド工事の影響により道路陥没が発生した可能性が高いと考えております。
 今後、有識者による委員会を設置し、事故の原因究明を進めていきたいと考えています。引き続き避難せざるを得ない方々や地域住民、企業の皆様方には大変なご不便、ご迷惑をおかけしておりますが、皆様方からの要望をお聞かせいただくなどし、受注者とともにしっかりと対応してまいります。

(中森辰一)
 もう一つはですね今回、掘削したシールド工法、先ほど同圧式というやり方ですけども、これまでやってきたシールド工事の中で一番長い3キロ超えるそういう長いトンネル工事、掘削工事になっているわけですけども、その工法の選択が適切だったのか、その工法による掘削シールドマシンの運転操作に問題はなかったのか、こういった問いもこれから出てくるんではないかと思いますが、これまでたくさんのシールドトンネル工事を手がけてきた下水道局としてはどういうふうにこの点は受け止めておられますか。

(管路課建設担当課長)
 今回掘削する地盤は玉石混じり砂礫層であり、当該土質での施工において適用性が高い泥土圧式シールド工法を選定したことは適切であると考えています。
 また、受注者からは泥土圧式シールド工法による掘削や、シールドマシンの運転操作については問題がなかったと聞いております。

(中森辰一)
 今お答えになったことについてはこれから調査が行われるということになるんだろうというふうに思いますけれども、それにしてもですね、最近の集中豪雨ってのは年々その規模が大きくなってきております。それだけに、こうした豪雨対策ってのは急がれますし、今回のような雨水管設置事業はこれはどうしてもやっていただく必要がある事業であります。
 この2地区での事業ってのは、場合によってはもしかしたらですね、調査結果によっては1から建て直す計画をやり直すということもありうるかもしれない。先ほど申し上げたシールド方法、シールド工法の中のこの泥土圧式という、そういうやり方が適切だったのか。あるいはルートが適切だったのか、これは調査結果を待たなければならないというふうに思うんですけれども、その結果によってはやっぱり今、適切だとあなたが今おっしゃったことがどうなのかということもまたれてくるかもしれません。
 いずれにしてもこの計画をもう一度見直しをするということもありうると思いますけれども、それでもですね、やっぱりできるだけ速やかに新たな計画で事業が再開されるようにしていく必要があると私は思っております。
 その点で、今はそこまで考えている余裕はないだろうなというふうに思うんですけれども、この事業について、これから先の基本的な考え方というものを教えてください。

(管路課建設担当課長)
 本事業は、西区の浸水対策として必要な事業であり、早急に事故原因を究明し、再発防止策等万全の安全対策を講じた上で、工事を再開したいと考えています。

(中森辰一)
 原因究明が早くなされることを願っております。その後ですね、場合によっては計画の見直しもいるかもしれませんけどもそれも含めて速やかに調査結果に基づいて、新しい計画を立てて進めていただきたいというふうに思うんですけども、その上であえて聞きたいと思うんですけども、事故に至るまでその事業のありようについて聞いたわけですが、今後ですね、原因究明が行われるわけですけどもその状況についてはまたね、議会の方にも機会を捉えて、報告をしていただきたいというふうに思います。
 それとあわせて、仮にこれまでの計画通りのルートで事業を進めるにしても、ルート変更するにしてもですね、やっぱり同様の事故を心配する声っての必ずこれから起きてくるというふうに思うんですよね。
 その点で今回の事故を踏まえて、その計画の周辺の住民に改めて丁寧な説明が要るというふうに思いますし、何かあった場合には必要で十分なあの保障を迅速にやっていくというふうなこともきちんと周知しておく必要があるというふうに思います。
 この点、先ほど説明については説明会をやっぱりその区域ごとにやるべきだというふうに申し上げましたけれども、そのことも含めてお考えを聞いておきたいと思います。

(管路課建設担当課長)
 工事の再開にあたっては、ルート周辺の住民に対して再発防止策や安全対策とあわせて、補償の考え方についても丁寧に説明してまいります。

(計画調整課長)
 先ほどのご答弁の中で広島市全体の残事業量は800ヘクタールと答弁させていただきましたけれども、980ヘクタールに訂正させていただきます。

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