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(中原ひろみ)
おはようございます。日本共産党市議会議員の中原ひろみです。
党市議団を代表して、決議案第1号「イスラエル・パレスチナにおける武力紛争の終結を求める決議案」に意見を付して賛成の立場で討論を行います。
ロシアによるウクライナ侵略戦争につづき、イスラエルのガザ攻撃など平和への大逆流に、世界の人々が心を痛め、一日も早い武力紛争の終結を求めています。
この問題の根本は、イスラエルの武力によるパレスチナ占領と抑圧にあります。イスラエルが、ハマスの攻撃に対する「自衛権」をたてに、圧倒的な軍事力を行使して報復を行い、ガザを封鎖して、電気、水、食料、医薬品の供給を妨げ、多くの民間人を死の淵に追いやるイスラエルによる攻撃は、明白な国際人道法違反の戦争犯罪です。
どんな理由があろうとも無辜(むこ)の市民を大規模に殺害する戦争犯罪を行うことは、正当化できるものではなく絶対に許されません。
ガザ地区では犠牲者の7割は子どもと女性です。子どもたちが「病気、栄養失調、戦闘という三重の死の脅威に直面している」とユニセフは警鐘乱打しています。
戦争を終わらせ平和の世界をつくる道は、国連憲章と国際法を守れという声を、国際社会で圧倒的多数とすることです。2023年12月12日、国連総会は、国連加盟国の8割にあたる153カ国の賛成で、即時の人道的停戦を求める決議を採択しました。
この人道的危機を一刻も早く止めるために、各国政府、国際機関をはじめ市民社会が、「イスラエルはガザ攻撃を中止せよ」「即時停戦を」の一点で声を上げ世論と運動を広げることが重要です。
この決議案第1号は「一日も早い休戦協定を」求める内容になっていますが、国際社会が求めているのは休戦でなく停戦であることを指摘しなければなりません。
「停戦」を求めるものでないことは残念ですが、市民社会の一員として、とりわけ被爆地である広島市議会が「核兵器廃絶」「戦争反対」「ジェノサイドを許すな」との声をあげることが「イスラエル・パレスチナの平和的解決」には重要であると考えることから今回は賛成とします。
イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの大規模衝突により、市民の人命が深刻な状況にさらされるとともに、市街地においても甚大な被害の発生が続いている。
国連総会は昨年12月12日ガザ地区での即時の人道的停戦による民間人の保護に関する国際法の遵守全ての人質の即時かつ無条件の解放を求める決議案を採択したにもかかわらず、民間人の犠牲者が後を絶たない。
世界恒久平和の実現を願う本市議会は、人道的立場から1日も早い9000協定実現の上、平和的解決を強く求める。
以上、決議する。
※起立多数で可決
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