議会での質問・答弁

2023年09月26日

2023年第4回 9月定例会 文教委員会 大西オサム

報告
⑶ 広島市教育委員会事務点検・評価報告書について
特別支援教育の充実について
放課後児童クラブの人的配置と整備について

付託案件外
「ホーユー」による給食停止問題について

報告
⑶ 広島市教育委員会事務点検・評価報告書について
特別支援教育の充実について

(大西オサム)
 報告書の18ページ、特別支援教育の充実に関連しての質問をいたします。令和4年4月16日の園児死亡事件以降、広島市の特別支援学級在籍の児童生徒で、教職員が把握していない形で校外に出てしまったという事例が、この間何件あるか。それはどこでどういうインシデントだったかということをわかれば教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。

(特別支援教育課長)
 特別支援学級の児童で、校外に出たお子さんですか、すいませんそれについては把握はできておりません。

(大西オサム)
 なぜこういうことを聞いたかといいますと、先週末に、2人の特別支援学級の現場教員の方から告発があったんです。匿名の現職教員のAさんという方からは、人的な支援が少なくなったと。このままでは子どもたちの命が守れないと悲痛な声が寄せられました。また全く別の特別の現場教員Bさんからは、特別支援学級の指導員を学習サポーターに置き換えるという方針をやめさせてほしいと。指導員の配置の要望を聞いてほしいというような内容でした。
 お2人は全くお互いに知らない関係のない方でしたので、偶然先週末にお話、いずれも金曜日の夜だったもんですから、私も大変驚きました。それでAさんの方は、特別支援学級指導員の数が減らされて、学習サポーターを増員しているというが、学習サポーターは有償ボランティアで謝礼も少ないと。善意にすがる施策でいいのかということをおっしゃってらっしゃいました。悲痛な叫びにどういうふうにお答えになるか教えていただきたいと思います。

(特別支援教育課長)
 学習サポーターにつきましては、まず令和4年度から、令和3年度までは有償ボランティアでしたが、令和4年度からは会計年度任用職員という形で位置づけをして、それを守秘義務のことだとか指揮命令系と受けて動くということで職員化しているという形で対応しております。
 特別支援学級、それまで特別支援教育アシスタントと言っていたんですが、学習サポーターをアシスタントの発達障害っていうのあったんですが、これは通常の学級にしか対応ができておりませんでした。それを特別支援学級の方にも対応できる学習サポーターというものに変えて、特別支援学級のお子さんで身体介助だとか、重度の障害のお子さんについてはこれまで通り指導員が対応するという形で、そうではなくて軽度のお子さんについては学習サポーターが対応できるという形で、学習サポーターの方を増員しておるという状態で指導員の方は一定数を確保しているという状況でございます。

(大西オサム)
 この訴え自体が先週末、金曜日の夜だったもんですから、私自身現場で今どういうことが起こってるのか、まだよく見ることができておりません。今日は以上にとどめて、次回以降にこの問題も取り上げていきたいというふうに思っております。

放課後児童クラブの人的配置と整備について

(大西オサム)
 報告書の70ページ、放課後児童クラブの問題に関連して質問を若干突っ込んでいたしたいというふうに思います。
 4月からの放課後児童クラブ有料化に伴って、負担増を心配される声があると同時に、サービスの向上を期待する保護者からの声も私たちのもとにも届いています。
 それを踏まえて、今日は二つ二点にわたって急いで対応すべきだと考える点についてお尋ねをしたいと思います。
 まず第一点目は、人的配置、欠員解消の問題についてなんです。最初にお伺いいたしますが、現在の欠員数、正規職員数、再雇用者数がわかれば教えてください。

(放課後対策課長)
 放課後児童クラブの9月1日時点ですけれども、正規指導員定数は563人、欠員は58人で、定数から欠員を除いた正規指導員505人になりますが、そのうち再雇用者55人となっております。

(大西オサム)
 先日ある欠員の放課後児童クラブで働く指導員さんからお話を伺う機会がございました。
 その方はこのようにおっしゃってました。指導員歴私は10年以上だと。それで有料化となって、保護者からの要求も本当に大きくなったと。しかし初めての欠員施設での活動となって、特にこの夏休みはこんなに大変だとは想像もしてなかった。午前8時から夕方の6時半まで、事故やトラブルが起こらないか緊張の連続だったと。さらに長期の病欠、7月1ヶ月間のお休みなどもあって、本来6人の配置が3人になるときもあったというお話でした。
 また別の指導員の方からは、本来6人配置されるはずがこの間4人となったと。さらに産休があって、8週間は欠員とならなかったとおかしいんじゃないかという切実なものでした。
 欠員のクラスでは、1人の指導員にかかる仕事量が増えて、疲弊状態も続き、そのことで退職を余儀なくされる、そういう悪循環が続いているということをおっしゃっていました。
 欠員を再雇用者で補うという状況が、この間ずっと続いています。6月の確か一般質問のときに教育長は、2ヶ月に1回の採用試験、それから広報、退職教員への案内で、昨年度に比べ欠員数が11人減ったというふうに答弁をされました。しかし実際には、走り回る元気な子どもたちを退職教員、高齢といいますか、ベテランの教員、体力のない大人が追っかけ回さざるを得ないというふうにおっしゃっていました。
 有料化となった今、この慢性的な指導員欠員問題を抜本的に解決するための手立てが必要だと考えますがいかがでしょうか。
 いつまで欠員を再雇用者に頼るのか、そのことについてお尋ねをしたいと思いますがいかがでしょうか。

(放課後対策課長)
 ご指摘いただきましたように、指導員の欠員解消を早期に解消するということは必要だと考えております。6月の議会でも、教育長が答弁させていただきました通り、採用試験を現在2ヶ月に1回程度実施しているところですが、その採用試験の応募者を増やすためにより一層の広報に取り組むなど、尽力していきたいと思います。
 また、現在欠員が生じているクラスにおいては、臨時指導員を配置しているところですが、臨時指導員の配置につきましても、例えば人材派遣ですとかシルバー人材センター活用するなど、より安定的に臨時指導員を確保するよう努めてまいりたいと考えております。

(大西オサム)
 今の状態でも、負のスパイラルといいますか、悪循環で、さらにやめていく指導員も多くなっているというふうに聞いています。
 実際今年は64人の欠員でスタートして4月に4人、5月に5人、6月に6人の退職があったと聞いております。
 この負のスパイラルといいますか悪循環を断ち切るためには、私は一つはやっぱり処遇改善を基礎にした欠員解消、抜本的に処遇を改善することと同時に、やめない指導員体制作りを早期に行う必要があるんじゃないかと思います。ぜひご検討いただきたいというふうに思います。
 もう一つ心配な面が、ハード面での整備なんです。先日9月19日に鈴ヶ峰児童館を視察をさせていただきました。そこでは本当にハード面での訴えというのが非常に多く出されました。遊戯室にはエアコンがなくて、暑さ指数WBGT値これ4段階で、注意、警戒、厳重警戒、危険、そういう4段階表示する温度計が設置されてるんですが、今年の夏は常に厳重警戒か危険そのゾーンから出なかったと。子どもたちの遊戯室での活動は5分間以内というふうに決めているそうです。訪問した9月19日の午後1時も、30度を超えて厳重警戒を指していました。すぐに遊戯室にエアコンを設置してほしいという訴えでした。
 それから鈴ヶ峰児童館では、トイレを改善してほしいということも切実に訴えられました。男女共用トイレとなってるんですが、男女別々にして絶対数を増やしてほしいということをおっしゃっていました。1階には和式一つ洋式一つと身障者用が一つ。2階には和式のみ。それも男女共用ですから、女子がトイレに行きたくても、男子が用を足している後ろを通らなければならないので、なかなか通れない。低学年などはトイレが間に合わないという児童もいるそうです。また、和式トイレはレバーが重くて流せない児童も低学年1年生2年生などでいるとおっしゃっていました。改善してほしいということをおっしゃっていました。
 さらには水道の蛇口が、ひねり式のメタルハンドルでは、低学年の児童が回せないんだと。他の児童館でも採用されているレバーハンドルに変えてほしいということもおっしゃっていました。
 さらには室内の改善についても、強い要望が出されました。2階に集会室という部屋があるんですが、私が目視で確認しただけでも8ヶ所、大きな10センチ程度の穴が開いている箇所がありました。穴が見えないように、上から世界地図を貼ったり、子どもたちが書いた絵を貼ったりしてるんですが、それも限界があると、虫が侵入してくるというお話でした。
 子どもたちが日常的に使う座卓これの高さの低いものですね。座卓も上の面に穴があいているので改善してほしい、ガムテープで貼って補強しているというようなことでした。さらに集会室には、天井に扇風機がついてるんですけれども、それがかなり高い位置にありまして、届かないところに設置してあるために、何年も掃除やメンテナンスができないので定期的にメンテナンスしてほしいとおっしゃっていました。
 そして鈴ヶ峰児童館で特に急いで改善してほしいとおっしゃってたのが、児童館南東側のフェンスが倒れそうになっているということでした。今は指導員の先生が、「危険」とか「触らないで」と書いて貼って紐で触らないようにしてるんだけれども、しかし子どもたちの外遊びを児童館の建物とその南東側のフェンスとの隙間、幅2m、長さ15mの隙間で行っている。そのフェンスの向こう側は1. 5mから2m下にアスファルトの道路があると。極めて危険な状態で直ちに改善してほしいとおっしゃっていました。
 そこでお伺いをするんですが、こういった声は放課後対策課などには届いてるんでしょうか。お聞かせください。

(放課後対策課長)
 まず遊戯室のエアコンにつきましてはもちろん情報もいただいておりまして、遊戯室のエアコンは令和3年度から7年度、5か年をかけて順次整備する計画を立てて、着実に実施するようにしているところでございます。
 それから、設備各児童館、放課後児童クラブの老朽化であったり、不具合の情報をいただいているところです。
 老朽化した施設ですとか設備は適宜修繕を行っているところでありまして、サービスの向上に向けて今年度から維持補修に係る予算を増額し、施設の改善をより一層進めようとしているところでございます。
 なお、先ほどご指摘ありましたトイレに関しましてはスペースの制約によって直ちに実施できない難しいものもあるかと思いますので、そういったものについては児童館大規模修繕機会ですとかそういった機会を捉えてどういった対応ができるか検討してまいりたいと考えているところです。

(大西オサム)
 さらに鈴ヶ峰児童館を視察した後に、同じ西区にある高須児童館にも足を運びました。そこでも同様のハード面での訴えがございました。
 1階のトイレ、これは子どもたちが使うと同時に指導員なども使うトイレなんですが、そのトイレにはドアがなく、アコーディオンカーテンっていう簡易な仕切りとなってて、上の方は老朽化してめくり上がってると。アコーディオンカーテンの鍵がハンドルロック式でロックしにくい。子どもたちだけでなく大人も使うことになってるトイレなんですが、いつ子どもたちが飛び込んでくるかわからないし、アコーディオンカーテンのトイレっていうのは、もう音や臭いが気になるので、大人はとても使えないんだと。ドアと鍵を至急設置してほしいということをおっしゃっていました。
 さらに対応を急がれるのは、高須児童館1階の窓の鍵が壊れていてセキュリティ上も危険を感じているということもおっしゃっていました。2階のトイレの窓も開閉ができないということもおっしゃっていました。これらはすぐに対応してほしいということだったんですが、こういった声は放課後対策課に、もう既に届いてるんでしょうか、お聞かせください。

(放課後対策課長)
 今ご指摘いただきました窓の鍵の件は私自身は今初めて把握いたしました。安全管理のために早期な対応が必要だと思いますので、早く対応できるようにしてまいりたいと思います。

(大西オサム)
 それ以外、鍵以外はもう既に届いてるんでしょうか。

(放課後対策課長)
 トイレの入口とかそういった意見は各区であったり、放課後対策課に順次届いているところでございます。そういったものに対して順次整備をするよう検討してまいりたいと思います。

(大西オサム)
 私やっぱり重大だと思うのは、いずれの児童館も担当課に伝えてるんだけど放置されてるっていうことをすごくおっしゃるんです。それ本当なんでしょうか。もし、そういう伝わっているのに放置しているという事態があるのでしたら、それも教えていただきたいと思います。

(放課後対策課長)
 放課後対策課や各区において決して放置していたわけではなくて、古くだいぶ以前に建てられた建物が多い中で、修繕が必要な箇所も多くございますので順次対応しているところでございますので、早く対応できるように、またその情報ももちろん把握して共有してるところですけども、より一層施設の改善に向けて取り組んでまいりたいと思います。

(大西オサム)
 この間何人かの指導員の先生と話をしたときに、担当課に伝えても予算の枠がもうないから対応できませんと言われたということをよくおっしゃるんです。その話は本当なのかなというふうに思います。子どもたちの命よりも優先する予算の枠っていうのはどういう枠なのか、もしあれば教えていただきたいというふうに思います。

(放課後対策課長)
 施設の補修維持修繕、中でも児童の安全に関わることは急いで対応しなきゃいけないかと考えておるところで、そういったものについて特に優先順位を考えながら、中にはその児童の安全に必ずしもかかわらない部分で後回しになっている部分もあるかと思いますが、安全に係る物は当然優先的に取り組もうとして順次整備を行っているというところでございます。

(大西オサム)
 冒頭に申し上げました人的配置の面、それからこのハード面の整備、これらいずれも子どもの命と人権に直結する、いわば、行政の最低限の責任だというふうに思うんです。
 特に今日紹介した倒れそうなフェンスの問題、それから遊戯室が使えないという問題、鍵が壊れてるっていう問題は緊急の対応が必要な問題だと思いますので、ぜひ対応していただきたいと思います。
 同時に、私が訪問したのは市内にある無数の放課後児童クラブのうち、たった二つなんです。広島市全体で見れば、子どもの命に関わるような不備が多分数多くあるんじゃないかと誰でも想像がつくと思うんです。
 冒頭に紹介しましたが、有料化された放課後児童クラブに対して、保護者の皆さんから、お金を払ってるんだから求めるものも大きくなっています。
 そこで最後に提案なんですけれども、直ちに全ての児童館、放課後児童クラブの現場に足を運んで、館長や指導員の生の声を聞く、そういう緊急点検を行うべきだと考えますがいかがでしょうか。

(放課後対策課長)
 放課後対策課および各区において、今まででも順次、現場に出向いて状況確認しているところですけれども、今ご指摘いただいたように安全箇所の把握が必要ですので、引き続きしっかり各区および私どもで現場を見に行くと徹底してしっかり把握をしていきたいと考えております。

(大西オサム)
 ぜひ急いでよろしくお願いをしたいというふうに思います。この問題は以上です。

付託案件外
「ホーユー」による給食停止問題について

(大西オサム)
 お疲れ様です。昨日川本議員が一般質問をされました、ホーユーの給食停止問題について質問をいたします。
 昨日のご答弁では、私自身の理解では、沼田高校の寮での給食や食事の提供が、今月初めから提出されて、PTAや同校OBなどが支援をされていること。それから、まだ新しい契約が交わせておらず報道では9月末ごろ交わす見込みだというふうに思ってたんですが、まだ交わせておらず、急場しのぎの状況が続いているということ。それから、沼田高校のPTAとホーユーが契約している経過については昨日あの後答弁を聞かせていただきました。1日も早くこの事態を打開できるようにご対応を私からもお願いをしたいと思います。
 それでこの間の報道を含めて私思うのは、やはり学食、寮生の食事にもっと広島市自身が責任を持つことができないのだろうかと。PTAが直接業者と契約を結んでいるところには、もっと市が乗り込んで援助や場合によっては市がPTAになり代わって契約できないのかと感じました。 県北のことなんですが、これも報道で、広島県北4高校の寮生、160人の食事提供者を選ぶ県教委の入札結果で、ホーユーが3年間で1800万円と異例の低価格で落札をした。他の事業者の提示価格は、一つは5899万円、もう一つの業者は1億7640万円。その中で1800万円ですから、本当に異例の低価格で落札をしたということが報じられています。
 県教委は、極端に安く入札して負債が膨らみ、経営を悪化させているホーユーの経営実態を把握しておく必要があったんじゃないかというふうに感じました。
 同様のことが、広島市で起こらないだろうかと心配に思ってるな思ってらっしゃる方も少なからずいるんじゃないかと感じました。
 今回のような事態が起こったときに、やはり一番困るのが、生徒や寮生だと思うんです。極端に安い価格で落札し、そのことで人件費を削ったり、あるいは食材の質を落としたり、また経営が立ち行かない状況であったり、こういった点をPTA任せにするのではなく、市が目を光らせるようなお仕組みをぜひ作る必要があるんじゃないかと報道を見て感じました。一般質問の答弁を見ても感じました。
 そこで二つお尋ねをいたしたいと思います。一つは、給食や食事に関する業者との契約に関して、PTAの行う契約についても市が援助する仕組み、市で責任を持つ仕組みが作れないか。そのことについてのご見解をお伺いをしたいというのが一つ。
 もう一つは、民間の給食事業者は、3分の1以上が今の原材料高により2022年度は赤字に陥って、採算が悪化した事業者は全体の6割を超して事業経営が追い詰められているということが報じられています。
 この物価高騰のもとで、一時的なそういった業者への補助ができないだろうかということが二つ目。その二つをお伺いをしたいというふうに思います。

(指導第二課長)
 2点のご質問にお答えいたします。まず一点目の給食、食事に関する業者との契約に関してPTAの行う契約を市が援助する仕組み、市が責任を持つ仕組みが作れないかについてです。
 沼田高等学校における昼食の提供については、昨日川本議員の一般質問に教育長が答弁いたしました通り、他の市立高等学校と同様、市が準備した構内の食堂スペースや設備を利用して、PTAが直接事業者と契約し、生徒に昼食を提供するための食堂を運営してきています。
 沼田高等学校の寮の食事については、平成26年に市が寮を追加設置する際、既存の食堂を利用することで、できるだけ保護者の負担を抑えつつ、体育コースの生徒に必要な食事を提供することができないか教育委員会・学校およびPTAが協議を行った上で、事業者の了解を得て、PTAが食堂の運営とともに一括して同じ事業者と契約を行うこととなったものです。
 本市は現在ハイスクールビジョン推進プログラムに基づき、沼田高等学校においては体育コースの充実による魅力作りに取り組んでいるところであり、こうした中、このたびの寮の食事が提供されなくなるという事態が発生したことを踏まえ、体育コースの生徒にふさわしい水準の寮の食事を安定して提供していくための運営のあり方について、他の高等学校の寮の状況を参考にしながら検討してまいりたいと考えています。 一方で、高等学校における昼食については、基本的に各家庭、保護者において準備していただくものであり、こうした考えのもと、一般的にはPTAが主体となって食堂運営しており、食堂については引き続き、PTAにおいて対応していただくべきものと考えています。
 2点目のご質問の、物価高騰のもとで一時的な給食業者への補助ができないかについてです。
 先ほども答弁いたしました通り、高等学校における昼食については基本的に各家庭、保護者において準備していただくものと考えており、家庭から弁当を持参する、コンビニエンスストアや学校の売店で弁当等を購入する、学校に設置された食堂で食事をとるなど、各家庭において対応していただいております。
 そうした状況の中で、家庭で作る弁当の材料やコンビニエンスストアなどで販売される弁当等の価格については、物価変動の影響を受けていると考えられることから、高等学校の食堂についてのみ物価高騰対策として補助等を行うことは考えていません。

(大西オサム)
 一点目の質問に対して、保護者において準備することが基本ということをおっしゃられました。しかし、私たちが常に視野に入れておかなければならないのは、やはり広島市が責任を持つ高校で、高校生活を送る生徒に不当な利益がかけられないかということだと思うんです。
 広島で本当に学んできてよかった、育ってきてよかった、子育てや学びに温かい都市かどうか、このこともあわせて問われていると思うんです。
 そうした配慮を積み重ねてこそ、人口流出を防いで、地方での消費が広がって、大きく言えば地方経済の発展の道をたどるんだと思います。そういった大局に立ってぜひご検討いただければというふうに思います。

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