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(中森辰一)
お疲れ様です。とりあえずこのコンセプトを具体化した平面図というものができておりますので、これについて少し気のついたことを伺っていきたいというふうに思います。
まずなんですけど、8階から10階に中央図書館、映像文化ライブラリー、そして郷土資料館、青少年センターの一部機能が同居するようになっております。
四つの施設が同居するということになったわけですね。この中で、映像文化ライブラリでは一部利用料をいただくものがあります。郷土資料館も料金が発生するということに元々の施設はなっていたと思います。それから、青少年センターも青少年ではない人たちの目的外使用には利用料が発生いたします。
図書館というのは、当然利用は無料ということになっているわけですが、こうした利用料金徴収する、あるいは無料の施設が同居するような格好になってるんですけども、このあたりの施設的な区分けはきちんとできるようになってるんでしょうか。
(生涯学習課長)
それぞれの施設の料金につきましては、今後検討していくということになりますけれども、基本的にはそれぞれの施設において必要なお金を徴収していくという形になるというふうに思っております。
(中森辰一)
例えば映像文化ライブラリーと図書館は一応区切られているのかな、この図面を見ると。そういうふうに見えるんですけども、区切られているということ、そういう区分けは可能であると理解してよろしいですか。
(生涯学習課長)
映像文化ライブラリーと図書館というのは区切っておりますので、それぞれ受付を設けて必要に応じて対応していくということになります。
(中森辰一)
同様に、青少年センターの機能が映像文化ライブラリーの位置、上下になってますけれども、こういうものもそういうふうに理解してよろしいということですか。
(生涯学習課長)
交流空間の多目的室のことだと思いますけども、これにつきましては一応図書館の会議室として多目的室として利用するものですけども、区域はしっかり分けて、時間外が例え今後検討の中で変わったとしても、それぞれで使えるようにしていきたいというふうに思っております。
(中森辰一)
今ありましたように、これらの施設は開館時間が異なっているわけですよね。
図書館だと9時から19時。映像文化ライブラリーは10時から20時。青少年センター9時から21時となっている、現状ではこれらの扱いもそういった区分けが、一応できるようにしてある。だから、同じ8階から10階ですけれども、そういった利用時間の違いは、これからもずっとあり続けるっていうことですか。
(生涯学習課長)
中央図書館につきましては、ビジネスパーソンの方々も仕事帰りに使えるように整備していくので、統一できるところについては今後統一していきますし、他のエールエールA館の営業時間との調整も必要になってきますので、その中でどのような営業時間にしていくか検討していきたいと思っております。
(中森辰一)
それは現場の方々とも協議をしながらということになりますか。
(生涯学習課長)
今でも図書館職員や映像文化ライブラリーの職員とは週に2回定期的に意見交換を行っているところです。その中でしっかりと検討していきたいと思っております。
(中森辰一)
それから、青少年センターの機能の部分ですが、これはここでどういうことができるのかっていうのが問題になるかなと思います。青少年センターのどの機能をここに持ってきたということになるんでしょうか。
(生涯学習課長)
この場所につきましては、青少年センターの機能というよりは、図書館として多目的室を設け、要は今後青少年センターの活動居室としても使えるようにするという整理にしております。
(中森辰一)
それから、この意見の中にもあったんですけれども、映像文化ライブラリーの映写時に結構大きな音量になると思いますけども、周辺の利用に影響しないようにシャットアウトすることが可能なんですか。
(生涯学習課長)
周りの図書館の施設に音が漏れないような対応をしていくというふうにしております。
(中森辰一)
それから、前回も聞いたところなんですけれども、改めて確認なんですが、映像文化ライブラリーは上映ホールの映写距離が100mから80mへと20m短縮されますが、間違いなく今の映写機で、映写可能であるかということはもう確認されたんでしょうか。
(生涯学習課長)
映像文化ライブラリーの映写距離が短くなるということで、この度仮のスクリーンを置いて実際に映るかどうかという調査をさせていただいて、映るということを確認しております。
(中森辰一)
それから、実際の映写スクリーン、移転した後にどういうふうに大きさが変わりますか。
(生涯学習課長)
今度設置するスクリーンの枠のサイズについては、現状とほぼ同じ大きさになります。
(中森辰一)
現状とほぼ同じ大きさになるわけですね。それから、客席の傾斜ですが、これはどの程度の傾斜になるんですか。
(生涯学習課長)
傾斜角度まではちょっとすぐにわかりません。すいません。
(中森辰一)
平面図でわからないものですから聞きました。それから、今回平面図しか示してないんですけれども、8階と9階は吹き抜けがあります。その下のことも含めてですけれども、音の処理が必要になるんではないかなと思います。
この図を見ると、ガラススクリーンというのが設置されるようになっていますが、これで処理するというふうに理解してよろしいんです。
(生涯学習課長)
基本的にガラススクリーンというのは、音というよりも転落防止とかそちらの方に応じて付けるということにしております。
(中森辰一)
だから、どこか下の方で騒音があるときにそれを防ぐようなものにはなっていないということですね。
(生涯学習課長)
ガラスのスクリーンを置くので全くということはないと思いますけども、全ての音をシャットアウトできるものではないということでございます。
(中森辰一)
それから、音読コーナーというのが設けてあるんですけれども、声に出して読むコーナーということなのかと思うんですが、そういうことなんでしょうか。
それから、それとは別に視覚障害のある方用の対面朗読室という仕切りのある部屋は2室設けてあるんですけども、これとの関係ってのはどういうふうになるんでしょうか。
(生涯学習課長)
音読のコーナーというのは基本的にはイヤホンで聞いていただくところになります。対面朗読室は囲まれた部屋の中で、対面で朗読する部屋ということになっております。
(中森辰一)
音読コーナーということは、何かのアプリケーションを使って、音が出てくるコーナーということなんでしょうか。
(生涯学習課長)
視覚障害者の方に聞いていただくように、デイジーとかそういった機器を使って聞いていただく場所になっております。
(中森辰一)
わかりました。それから、オープンハウスでの市民からの意見を受けて、閲覧席数を増加したとなっておりますけれども、この閲覧席数は、現状の席数と比べてどういうふうになるんでしょう。
(生涯学習課長)
現状の中央図書館につきましては約211席ございます。今度の新しい図書館においては約380席用意するようにしております。加えてこの中には備品が入っておりませんので、今からソファを設置したりするものについて設置していきますので、もう少し利用できるようになると思っております。
(中森辰一)
それから開架書架の収蔵可能冊数ってのはどんだけになるのか。それからこれは今の中央図書館の開架書架の収蔵可能冊数とどういうふうに変化するのか。
(生涯学習課長)
開架の書架につきましては10階のエリアで約13万冊で、9階の広島を知るエリアで約9万冊、子ども青少年エリアで約6万冊の本を置くようにしております。
基本的には、今の中央図書館には子どものエリアがありませんので、大幅な増になると考えております。
(中森辰一)
今聞いた数字で見ると28万冊ということになるのかなと思います。それから、閉架書架ですが、ここはどれだけの収蔵可能冊数になるのか、移動図書館専用のと、公民館などへの配本分これを除いてどれだけになるのか教えてください。
(生涯学習課長)
先ほどご説明させていただいた開架図書のものを全体での135万冊から引くと、107万冊になります。
(中森辰一)
107万冊っていうのは、今の収蔵可能冊数と比べるとどういうふうになるんですか。
(生涯学習課長)
今の中央図書館につきましては、開架も閉架も合わせて約87万冊の本が置いてありますので、十分に置けるような形になっていると思っております。
(中森辰一)
それで、今閉架も開架も合わせて87万冊を置けるようになっているという、現状の収蔵冊数は多分、移転したときにもそのままそっくり持っていくということになるんだと思うんですけども、そうすると、現状の収蔵可能冊数は87万に対して、現状今どんだけあるのか、それを教えてください。
(生涯学習課長)
中央図書館につきましては、当初おそらく過去の資料を見ますと収蔵能力が71万冊であったと認識しております。
その中で、増えてきたものについては、今平積みに置いたり倉庫に置いたりしてあるものもあわせて87万冊というような状況になっております。
(中森辰一)
そうすると87万冊が移転するとして、収蔵可能な冊数は107万冊。20万冊がこれから余裕だとなるんだと思いますが、これについて、これから先当然、毎年毎年資料というのは増え続けるわけですよね。それは減らすものも中にはあるかもしれません。基本的には歴史的なことも考えると、やはり増えていくというのが通常だと思いますが、これからも40年使っていくとなってるわけですけども、40年の見通しというものを持って、この107万冊で、これは十分であるというふうにお考えでしょうか。
(生涯学習課長)
基本的にですね、新しいエールエールA館に再整備する図書館には135万冊の本が置けるようになっております。その中で今回87万冊分の今ある中央図書館の本、プラス15万冊のその他の新聞等や資料などが15万冊スペースと考えますと、残り約30万冊分のスペースがあります。
この際中央図書館の本が増えているものにつきましては、大体1年間に7000から1万冊の本が増えている状況でございます。昨今の新刊本のどんどん減っているという状況を考えまして、今後デジタル化されていくんだろうという状況の中で、1年の増える本の数を7000冊すると、40年間で28万冊置けるということでありますので、40年間は十分に置ける本の冊数になっていると考えております。
(中森辰一)
それから、移動図書館車用、それから公民館配本用の本の出し入れをする作業スペースは7階に設置するようになっているわけですが、実際にこの積み出しを行うというのは1階です。そこまで運んでいく必要があるわけですね。
これは、建物の北西側の3基プラス非常用かどうかわかりませんが、確かこの図面上では、6基並んでいるかと思うんですけども、合計6基のエレベーター、これはどれを使うということになってるんですか。
(生涯学習課長)
基本的にはこの6基を全て従業員用のエレベーターになりますので、今のエールエールA館におられる店舗の方々と共用して使うということになります。
(中森辰一)
共用ということになると、専用ではないということだと思うんですが。専用じゃなくても、これだけのエレベーターの数があれば、これは従業員用と共用であっても十分に運用可能と考えているということでよろしいですか。
(生涯学習課長)
現状6基のエレベーターがあるということで、このエレベーターについては、従業者の方だったり、荷物を搬入する方が主に使われるところでありますので、建物に応じて設置されている大きさですので十分に対応できるんではないかというふうに考えております。
(中森辰一)
以前に専用にするみたいなことを聞いたような気がするんですが、なぜ専用という考え方をとらなかったんでしょうか。
(生涯学習課長)
エレベーターの使い方というのは、今後実際にここに入る段階でしっかりと南口開発を通じて各テナントさんとも調整していくことになってきますので、今の段階で市が一つのエレベーターを全部使いますということはちょっと申し上げられません。
(中森辰一)
申し上げられませんと答弁されましたけれども、まだ調整をするようなことは行われていないということなんですか。
(生涯学習課長)
一つのエレベーターをですね、まず完全に図書館だけに利用する方が良いのか、6台のエレベーターを使う方がいいのかというのはちょっと今後の検討が必要かなと思っております。
(中森辰一)
それをどういうふうに検討されるんですか。
(生涯学習課長)
実際に入っておられるテナントの方々も含めて、どういう時間帯にどのように使われているかということをいろいろ聞きながら、まず最終的にどのような形がいいのかというのを協議しながら決めていくようになると考えております。
(中森辰一)
例えば実際にやってみて、どうも共用では不便ではいかんと、やっぱり専用でないと困るというようなことになったときに、それは専用という方向で考えを進めていくということが可能なんですか。
(生涯学習課長)
例えば市役所のゴミの搬出とかと同じような考え方で、時間帯を決めてその時間を専用とするということは考えられると思っております。
(中森辰一)
時間帯を決めるということになると、その作業のあり方がこれによって左右されてくるということにもなるかなと思いますので、この点は、よく現場の実態を見て、現場の方々と相談をしながら、やはりこの問題を進めていくことが必要だと思いますが、この点どうですか。
(生涯学習課長)
現場の図書館の職員等は、毎週のように今こういう協議をしておりますので、そういったことも含めて引き続き協議をしていきたいと考えております。
(中森辰一)
実際に多分やってみないと専用でないといけないのか、共用でも何とかなるのかってのわからないかもしれません。ですが実際に始めてみてその時点で問題があるとなったら、やはり再度検討し直すということはやっていく必要があるんじゃないかなと思いますので、その点もお願いしておきます。
それから、1階の搬出入用のスペース。ここは将来にわたって図書館が使えるスペース、この青い枠で囲ってあるところですけども、そういうふうに理解してよろしいんですか。
(生涯学習課長)
はい、ここは図書館の専用の荷捌き場になります。
(中森辰一)
図面を見ますと、ともはと号の駐車スペースは南側の荷捌き場に取ってあるんですが、これも将来にわたってここはともはと号が駐車するところということでよろしいんですか。
(生涯学習課長)
この箇所にともはと号を駐車するということで話をしております。
(中森辰一)
ともはと号が実際に本を入れ替えをするようなことになると思うんですけども、その際はこの西側のスペースを使ってそういう作業をやるということになるんですか。
(生涯学習課長)
西側の図書館用の荷捌き場や共用荷捌き場を使って入れていくということになります。
(中森辰一)
それでもう一つ、西側の荷捌き場と車両の出入口なんですが、図書館専用荷捌き場ということで青く囲ってあるところ、ここにはメール便というふうに書いてある2台が、表示されております。
それから共用の方にもメール便と公民館配本車と表示されている車両が1台ずつ置かれるようになっておりますが、ここは自由な整理が可能なのか。その都度調整をしながら出入りするということになるのか、その点はどうですか。
(生涯学習課長)
基本的にはその車については、ここに置きながら図書館の荷捌き場のところで、出入りしながら使っていくような形になると考えております。
(中森辰一)
私どもとしては移転そのものに反対の立場なわけですけども、こういう具体的な図面が出てきましたので、利用のあり方が出てきたので、あえてそういう質問させていただいたんですけども。
現実に移転する、そしてそこで運営していく。職員の方々がそこで仕事をしていく。利用者がそこを利用していくということになりますと、実際に利用してみてもらった段階で、様々な修正箇所が出てくるんではないかと思うんですよね。
そのときに、やっぱりもう決まったから駄目だということじゃなくて、もっと柔軟に、一定施設が固定化してくると、かなり難しい面はあるかもしれませんけど、先ほど申し上げた、本の出し入れをどういうふうにやっていくのか、1階と7階をどういうふうに行き来するのか、実際の荷捌き所、車の出し入れ、あるいは作業用スペース、ここら辺は柔軟な対応ができるように、取り組んでいく必要があると思います。そのときの状況に応じて。
その辺はぜひビルのオーナー側と、それから実際のテナントさんと、あらかじめそういう話もぜひしておいていただきたいと思うんですが、これはどうでしょうか。
(生涯学習課長)
当然図書館を運営していく中でいろんなことが出てくると思いますけども、必要に応じて検討していきたいと考えております。
(中森辰一)
実際にこれから40年間使うと言っているわけですので、そういう点では、現場で仕事をする人たちがこれではとてもやっていけないということにならないように、利用者の皆さんからいろんなクレームが来るということがないようにやっていくことが必要だと思いますので、その点はあえて申し上げておきたいと思います。