議会での質問・答弁

2018年06月26日

2018年第2回 6月定例会 建設委員会 中石ひとし議員

(中石ひとし議員)
 初めに東部地区連続立体交差事業について伺います。東部地区連続立体交差事業については本来ならば平成27年度に全線高架で完成する予定でした。ところが当初の案から計画の先延ばし見直し案としてさらに見直し案と何度も何度も変更をされ、特に船越住民は翻弄させられて参りました。船越地区の三つの踏切が全て高架化されないという見直し案に住民は怒り、2度にわたるデモ行進などを行って全線高架のために頑張って行きました。そしてやっと行政も動き、今の再見直し案が提案され、その中身は廃止される的場川西踏切の代替えの道路船越中央線として別に堀越側に歩行者横断道も作られるということでございますが、これは確実に実施するという認識で間違いありませんか。確認をいたします。

(東部地区整備担当課長)
 今回の見直しについて本年3月2日と3日に船越地区への住民説明会で説明させていただいた通り閉鎖する的場川西踏切を大道路として約170m海田町側の高架鉄道高架下に都市計画道路船越中央線を、歩行者への対応として約80m府中町側の鉄道下に歩行者横断道を整備します。以上です。

(中石ひとし議員)
 確認をさせていただきました都市計画決定の変更の認可を得るなど各種手続きの後、工期は17年工事を始めてから17年と聞いています。あまりに長すぎるそれが住民の思いです。孫子の代に良いものを残してやりたいと頑張っている住民のメンバー中心は70代80代の方々です。生きてる間に見れないと地元での口癖になっています。当初の案では 一期二期と分けることなく10年で完成となっていました。単年度の予算を大幅に引き上げ事業の大幅な短縮を求めます。お答えください。

(東部地区整備担当課長)
 今回の見直し修正案は事業費の縮減や年間投資額の抑制、分割施工による整備効果の早期発現など実施可能な案として工事期間を17年間程度としています。なお今後実施する鉄道の設計において構成の工夫等により工期を少しでも短縮できるよう検討します。

(中石ひとし議員)
 住民感情から言いますとですね、高速5号線二葉山トンネルには先ほどもありましたけれども地盤沈下を無視して工事を差し止め裁判を起こされました。住民が嫌がっているものは大変な税金をかけてつくりながら、早く作ってほしいという声に背を向けていると言わざるを得ないのではないか。いつも後回しにされてきたという安芸区の住民の感情があります。単年度の予算を大幅に引き上げ事業の早期実現のためにそして一緒に事業をやる国県に対しても住民の声を代弁して大幅な短縮を求めるそのことを最後にここでは要望しておきます。
 次に住民生活の安全安心対策について伺います。まずこれをご覧ください。これは矢野駅前のロータリー部分、手前の方に横断歩道がかかっております。これは横断歩道で、7時50分ぐらいです。通学路になってますからも多くの歩行者とそして車の列こういうのが毎日見られます。こういう矢野駅にわたしは本当に安全対策、命を守るという観点で質問をいたします。3月の予算特別委員会で我が党の中原委員が矢野駅前の信号設置について質問しましたが現状ではどうなっていますか。前進はありますか 。

(道路管理課長) 
 矢野駅前の信号機の設置につきましては地域などの要望を受けこれまでも広島県警と協議を重ねてきており現在も信号機設置後の交通状況に予測などについて協議をしてるところでございます。

(中石ひとし議員)
 この10年ぐらい交通事故はどのくらいありますか 。

(道路管理課長)
 矢野駅前の交差点の交通事故の発生状況については県警に問い合わせたところ平成21年から平成30年度の10年間で人身事故が12件、物損事故が12件発生している。

(中石ひとし議員)
 主要な国道県道以外のところでやはりやっぱり事故は多いと思います。私の所にも手紙が参りました矢野駅に信号機を設置してほしいというそういう内容の手紙でございました。そして四年前だと思いますが町内会の連合町内会の要望があってそしてこのような状況になっていますが、今はですねあのー現地の交通量これも安芸区は実施をして頂き1日24時間で行き交う車だけで10,800台としました。それは四年前ですので今現在はもっと増えているだろうと思います。そしてこれから矢野中央道、海田に抜ける道が平成38年をめどに貫通するとこういうような状況でますます増えることが予想されます。今現在では歩行者自転車車バイクがさっきの写真のようにですね他方からやってくる。そういう中を歩行者がと車がアイコンタクトを取りながら横断歩道を渡る状況です。当局はその現場を知っているでしょうか。

(道路管理課長)
 矢野駅前交差点の道路を管理する安芸区役所において交通量調査を行うなど現地の交通状況はつぶさに観察しており道路管理課もその報告を受けております。

(中石ひとし議員)
 私はこの現地が大変危険な場所はいつか大きな犠牲が出るのではないかと心配でなりません。大きな犠牲が起きてからでは遅いです。是非信号機をつけてほしい。その皆さんのお願いを是非とも安芸区とも当局とも一緒にやっていきたいと思います。ところが信号設置ついてはいろんなハードルがあると思います。信号設置について年間の設置数が限られていると聞きました。今まで県に予算の増額を元に力を入れて求めてきたのでしょうか。お答えください。

(道路管理課長)
 県の予算なので増額という形では行っておりませんが、道路管理課では各種団体や地域からの要望について毎年2月に集約し、一括して県警に要望する際できるだけ早く早期に信号設置するよう働きかけております。

(中石ひとし議員)
 市内の信号機設置要望数はどのくらいありますか。

(道路管理課長)
 平成29年度で申しますと市内の要望件数は26件ございます。

(中石ひとし議員)
 ここ5,6年でいいですが実際に設置された信号機設置件数は。

(道路管理課長)
 県警に問い合わせましたところ広島市域において平成27年度は15件の要望に対して7箇所平成28年度は23件の要望に対して5箇所平成29年度は19件の要望に対して2箇所設置されています。

(中石ひとし議員)
 だんだん減っているということがちょっとわかるんですが、えーっとこれはやっぱりですね地域の皆さんそして町内会区役所も一緒になってこれを信号設置を求めたいと思います。それで公安委員会との結局結論ということになるようですが、住民の命を守るためにも公安委員会に不退転の決意で臨んでいただきたい。その決意をお聞かせください。

(道路管理課長)
 矢野駅前の信号機設置についてはこれまでも早期に信号を設置するよう要望を継続してきていますので今後も真摯に対応していきたいと考えています。

(中石ひとし議員)
信号機ついてももう一箇所ございます。問題の矢野駅から海田に向かって行って300m新真地橋という橋がありますここも大変危ない。私も現地のところで10件ぐらいですか。お話を聞きましてそのうちの半分ぐらいが口を揃えていいました。つい最近も事故があったということを聞きました。警察にいって事故の調査はしたんですがまだ届いてません。何件あったと届いているでしょうか。

(道路管理課長)
 県警に問い合わせて確認できた平成22年以降に新真地橋の橋爪交差点2箇所において人傷事故が11件、物損事故が15件あったとのことです。

(中石ひとし議員)
 これも矢野駅と同様大変多いと言わざるを得ません。先ほども言いましたけど飛躍的に交通量がここも増えることになります。この新真地橋にも信号が必要だと思います。これを要望もしておきます。よろしくお願いいたします。
 次にJRの踏切内のレールの段差これについてJRの踏切内のレールの段差これが大きくて大変危険です。これは海田市駅に近い船橋踏切の案内書です。かまぼこ型踏切と書いてあります。「段差あり大型トレーラー等の通行は危険です」とあります。実際に乳母車や自転車やバイクなんかが通る時にひどいんですね。ジャンプする。荷物が落ちたりとか、そういうことが多々あることを私も何度も見かけたし、私も落としてしまいました。ベビーカー、お年寄りの方などが踏切を渡る方々からこういう要望がありました。段差で足をつまづいたり車輪がはまった車が上下に揺さぶられ腹の底がついたとか大変危険です。最近JRの列車の警笛がよく鳴らされるんですよ。JRの電車の警笛いうのは一瞬じゃなくて爆音がぶーと続く。一週間に3件ぐらい聞きました。むやみやたらに運転手が鳴らすことになってないんですよ。必ずこういうところで何かが起きたか、前方に見えたか、そういうことがない限り運転手が警笛を鳴らしません。高架事業まで何もしなくていいということではなく踏切内の段差をフラットにすることをJRにも求め工事にかかるお金についても予算を組んで欲しい支援はいかがでしょうか。

(道路管理課長)
 踏切内の施設につきましては鉄道事業者であるJR西日本において維持管理が行われていることから今後船越踏切において自動車歩行者の通行への支障があるかなどの現地の状況を確認した上で必要に応じてJR西日本に対して路面の凹凸の改善について要望していきたいと考えています。

(中石ひとし議員)
 もう一つ的場川西踏切も同じようにジャンプします。ここを要望しておきます。
 続いて乗合タクシーについて質問をいたします。今利用者の声はこのまま利用者が増えないと廃止に追い込まれるのではないかという心配をしております。5月に本格運行を始めた安佐北区可部亀山地区の乗合タクシーには割引制度があります。往復利用の場合は復路は100円引き、また協賛するスーパーなどで買い物をすれば100円割引券が付いてくるそういう事なども実施されているようであります。他の地域にもこういったサービスとしてお客を増やすためお年寄りの足を確保するためこの割引制度を導入していただければと思うんですよ。主体は地域協議会になりますから是非これを市からも提案いただいて存続できるよう要望します。いかがでしょうか。

(交通対策担当課長)
 亀山地区における往復割引や協賛店割引につきましては口田地区やみすずが丘地区でも同様の割引制度を導入しておりいずれの地区も乗り合いタクシーの実施主体である地元協議会が検討し実施しているものでございます。こうした割引制度につきましては本市が平成28年3月に策定しました地域主体による生活交通の導入確保マニュアルに利用促進及び資金確保の具体例として掲載をしておりこれまでも周知をはかってきたところでございます。今後ともに周知に努めるとともに地元協議会から導入を検討したいと相談があれば地区特性に応じた割引制度となるよう適切にアドバイスをしたいと考えています。以上です。

(中石ひとし議員)
 ありがとうございます今から超高齢化社会がくると思います。今お年寄りは免許の返納などまた高齢者の足、交通権が大変な問題になっています。高齢者の外出を保証し、社会参加を促進するこういったことも含めていきいきポイント制度も導入されたと思いますが、この交通権を守るために是非とも頑張っていただきたい。市当局は他の地域でも住民また町内会などが良ければ行き乗り合いタクシーを支援するということもお答え頂きましたが、今現場では赤字部分の半分を国が市が1/4、地元町内会は1/4ということになっておりまして、中野東では今年度340万円の赤字負担をすることになっています。どうにか高齢者の皆さんが利用促進をして続けられるよう頑張りたいと思います。 安芸区の現状を行ってみればわかりますけれども矢野東また船越地域こういったところでは急勾配で道も狭くてバスなども通れません。乗合タクシーが必要です。また瀬野福富線ではみつぎ団地、バスの時刻表を見てたまげました。土曜日日曜日は運休です。こういう中で瀬野地域も乗合タクシーの導入をという声が上がって私も聞きました。安芸区がやはり合併の町で、よその区に比べて大変遅れているという現状、こういうことも市はご存知なのでしょうか。お答えください。

(交通対策担当課長)
 本市では郊外の住宅団地などに置いて生活交通確保するために地域が主体となって地域運行する乗り合いタクシーなどに取り組んでいるところでございます。今委員からもからもご指摘がございましたけれども、こういった地区についても地域から導入を考えたいという意図が示されれば本市としても適切な支援を行うことで乗り合いタクシーの導入地域の拡大に取り組みたいと考えています。

(中石ひとし議員)
 今乗合タクシーに対して住民が望めば市は大きな力でバックアップをしてこれを導入することを応援すると確認しました。これを一緒にやっていきたいと思います。同時に住み続けることができる優しい広島市のために頑張ること、お互いに頑張ることを決意をして質問を終わります。ありがとうございました。