サイト内検索
サイト内検索
広島市議団は11日、民間業者による高等学校等への給食提供停止問題を受けて、教育長あてに緊急の申し入れをしました。
広島市教育長 松井勝憲 様
日本共産党広島市会議員団
民間業者による高等学校等への給食提供停止問題に関して緊急の申し入れ
全国で給食調理業務などを展開している「ホーユー」(広島市中区)が、各地の給食提供を停止していることに対し、学校関係者や保護者から不安や怒りの声があがっています。
広島市内では、市立沼田高等学校(PTA)が寮生と一般生徒向けの食堂運営を「ホーユー」に委託しており、今月初めから給食・食事の提供が停止する事態となっています。寮生は3度の食事提供が停止され、弁当など での「急場しのぎ」が続いています。この事態が続けば学校生活に大きな支障を来すことは明らかです。
同校については「6日、同社(ホーユー)と契約を結ぶPTAが解除通知書を郵送し、新たな契約先の検討に着手」( 9/8「中国」)と報じられ ましたが、新たな契約先はまだ決まっておらず、見通しが持てない状況が続いています。
給食を民間委託している小・中学校に生徒を通わせる保護者からも「調理の民間委託で大丈夫でしょうか」などの声が寄せられています。
また、給食事業者は3分の1以上が原材料高により2022年度は赤字に陥り、採算が悪化した事業者は全体の6割を超し、 事業経営が追い詰められていることも報じられています。
以上を踏まえ下記の3点の申し入れをおこないます。
一.給食・食事提供が停止された学校に対し、一日も早く提供が再開するようあらゆる手立てをとること。
一.他の広島市関連施設で、「ホーユー」との食事提供の契約はないか、 今回の問題に鑑みて各々の契約に問題はないか、調査をおこなうこと。
一.市立高校で学食を受託している業者に、物価高騰対策として緊急一時 支援をおこなうこと。
以上