サイト内検索
サイト内検索
市議団は19日、全国から5万筆以上も集まった「『はだしのゲン』を削除しないで署名」が教育委員会議で審議されていないことについて、署名を受け止め審議の対象とするよう教育長あてに申し入れをしました。
広島市教育長 松井勝憲 様
日本共産党広島市会議員団
「ヒロシマの心『はだしのゲン』を『平和ノート』から削除しないで」署名を、教育委員会議に提出し審議することを求める申し入れ
今年3月、広島市立学校の平和学習の副教材「平和ノート」に、漫画「はだしのゲン」の一部が教材として活用されていたのを見直して別の資料に入れ替えるとの報道がなされ、全国的な問題となりました。
この報道を受け市民団体「教科書問題を考える市民ネットワーク・ひろしま」が呼びかけた「ヒロシマの心『はだしのゲン』を『平和ノート』から削除しないで!」署名は短期間に広がり、3月22日に5万5065筆が広島市に届けられました。
広島市には被爆都市として被爆の実相を後世に伝えるという他都市にはない特別の役割があります。市民団体が署名に取り組まれたのも、広島市がそのような役割を果たせなくなるのではないかと懸念されたからではないでしょうか。
ところが市教委からは「『ひろしま平和ノート』の改訂に関することについては、教科書以外の教材に関する事務に当たり、広島市教育委員会事務決済規則により教育委員会議の議案として審議及び決済を要するものには該当しません」と、口頭での回答があったといいます。
本来、教育行政は「地域住民にとって身近で関心の高い行政分野であり、専門家のみが担うのではなく、広く地域住民の意向を踏まえて行われることが必要」(文部科学省「教育委員会制度について」より)であり、上記のような声を受け止め議論することは当然であるはずです。
よって、以下のことについて求めます。
一.「ヒロシマの心『はだしのゲン』を『平和ノート』から削除しないで」署名を受け止め、教育委員会議に提出し審議することを求めます。
以上