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12.09.13
広島二葉山トンネル建設 説明会で批判相次ぐ

 広島市東区の広島高速5号二葉山トンネル建設計画の安全性を検証する検討委員会(吉国洋委員長、15人)の報告書について、県と市が11日、東区民文化センターで地元説明会を開きました。検討委の「安全な施工は可能」との結論に対し、集まった住民約180人からは「報告書は住民だまし」「地盤沈下が起きたら、誰が責任をとるのか」など反発の声が相次ぎました。

 検討委は住民側推薦の5人と行政側推薦の10人で構成。8月10日の最終会合では、住民側推薦委員が吉国委員長の議事運営に抗議して退席したまま、報告書をまとめるという異常事態になりました。松井一実市長は、年内にも事業に着手するかどうか判断する意向ですが、今回の説明会には出席しませんでした。
 説明会では、県道路企画課の泉谷伸生課長、市高速道路整備担当課の橋国雅文課長らが質問に回答。住民から「行政側委員が10人もいるのだから、安全だという意見が多数になるのは当然だ」と批判の声が上がりました。説明会の継続を求める意見に泉谷課長は「改めて説明の場を設けることは考えていない」と語りました。


「安全」認められない 市民連絡協 知事・市長に抗議

 広島市東区の広島高速5号せ二葉山トンネル建設に反対する「二葉山トンネル」を考える市民連絡協議会(澤田良平代表)は7日、安全性を検証する検討委員会(吉国洋委員長)が「安全な施工は可能」とした報告書を容認できないとして、湯崎英彦知事と松井一実市長に抗議文を提出しました。

 抗議文は、9回開かれた検討委員会で吉国委員長が住民側推薦委員の意見や発言を無視したり回答を放置したことを暴挙だと告発。松井市長には、湯崎知事が現地を視察したのと同様に、現地を視察するよう求めています。


(しんぶん赤旗 2012年9月13日より)


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