トップ議会情報・議員の発言2013年第1回 2月定例会・予算特別委員会 議員発言 > 議案討論


2013年3月25日 予算特別委員会 中原ひろみ議員の2013年度関係議案に対する討論 

 ≪原案に反対、日本共産党提出の修正案に賛成、若林委員から提出された高齢者公共施設利用
   減免制度の継続を求める修正案に賛成≫
    第1号議案 平成25年度広島市一般会計予算

 ≪反対の議案≫ ※発言順
    第22号議案 広島市病院事業会計
    第26号議案 病院事業地方独立行政法人評価委員会条例制定
    第42号議案 地方独立行政法人広島市立病院機構定款
    第9号議案 平成25年度広島市後期高齢者医療事業特別会計予算、
    第10号議案 平成25年度広島市介護保険事業特別会計予算、
    第11号議案 平成25年度広島市国民健康保険事業特別会計予算
    第33号議案 広島市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための
             法律施行条例等の一部改正
    第12号議案 競輪事業特別会計
    第16号議案 開発事業特別会計
    第29号議案 市税条例の一部改正
    第30号議案 広島ユース・ホステル条例の廃止
    第43号議案 高速道路公社の定款の変更

 日本共産党市会議員の中原ひろみです。
 平成25年度広島市一般会計予算 第1号議案は、さきほど近松委員が述べた修正案の趣旨説明の通りの理由で、村上あつ子委員他 一名が提案された修正案に賛成し、若林しんそう委員から提出された高齢者公共施設利用減免制度の継続を求める修正案に賛成し、原案に反対します。
 賛成する修正案は、高齢者公共施設利用減免制度の維持、海外視察費と高速五号線の関連工事費を削除するものです。予算は増額修正ができないため、修正案に反映されていませんが、他にも賛成できない予算があります。一つは、障害者・ひとり親・乳幼児の療養援護金の廃止、民間児童福祉施設の職員給与改善費の2%カット、国民健康保険一部負担金減免制度の見直しです。これらは、まさに市民の命を削るものです。
 また、階段室型 市営住宅のエレベーター整備を一方的に中止されたことにも強く抗議します。市は、エレベーター整備ができない市営住宅との間で「不公平」になるとの理由から、整備を中止するとしていますが、エレベーターのない不自由な公平性を入居者に強要することは行政の姿勢として問題です。
 公営住宅は市の財産であり、市の責任でバリアフリー化すべきです。
エレベーター整備が可能な市営住宅には補正を組んで整備されることを求めます。
市民が建設中止を求めている高速五号線建設は、ごり押しし、市民が継続を求めている公共施設の減免制度やエレベーター整備は一方的に中止する市政運営は問題だということを指摘させていただき、第1号議案の原案に反対し、村上委員 他1名が提出された修正案に賛成の討論とします。


≪反対の議案≫
 第22号広島市病院事業会計の修正案に賛成し、原案に反対の討論をします。

広島市立病院の法人化は、経営効率が優先され不採算部門の切り捨てや、患者への負担をしいることにつながります。
よって法人化に関する議案、第26号病院事業地方独立行政法人評価委員会条例制定について、第42号地方独立行政法人広島市立病院機構定款を定めることについても反対します。

 第1号議案を除き反対する議案は、第9号、第10号、第11号、第12号、第16号、第29号、第30号、第33号、第43号です。その他の議案には賛成です。

まず、第9号議案、平成25年度広島市後期高齢者医療事業特別会計予算、第10号議案、平成25年度広島市介護保険事業特別会計予算、第11号議案、平成25年度広島市国民健康保険事業特別会計予算、第33号議案、広島市障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律施行条例等の一部改正については一括して反対の理由を述べます。

 年金や賃金が減る中、後期高齢者医療、介護保険、国民健康保険の保険料値上げは、市民生活を一層苦しめるものです。特に、障害者にとって、生きるために必要な支援を「益」とみなして利用料を貸す応能負担の仕組みを残したままの障害者総合福祉法は、障害者の尊厳を傷つけるものであり反対です。
 
 第12号議案 競輪事業特別会計ですが、競輪事業は早期に廃止すべきです。
 第16号議案 開発事業特別会計は、一般財源に繰り入れて市民の暮らしを応援する財源にすべきです。

第29号議案 市税条例の一部改正は、庶民から新たに復興財源として、市民税の均等割500円を10年間、徴収するものですが、大企業だけは減税されます。不公平の極みであり、賛成できません。

 第30号議案 広島ユース・ホステル条例の廃止についてです。ユースの廃止は、平和を発信する広島市の責務と機能の低下であり、迎える平和と相いれません。
よって、反対です。

 第43号議案 高速道路公社の定款の変更については、地元の強い反対をおして強行する高速5号線建設を進める公社への出資には賛成できません。

以上、詳しくは明日の討論でおこないます。


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