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2013年3月26日 本会議 村上あつ子議員の議員派遣案(海外視察)に対する質疑 |
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(村上あつ子議員) 日本共産党市会議員団を代表して、議員派遣案第4号に反対の討論を行います。 新年度当初予算には、1520万円、19人分の海外視察費が計上されています。今回、6名の議員が、スイス連邦に海外視察をおこなうというものですが、私たちは昨日の予算特別委員会で議会費から海外視察費を削除する修正案を提出したように、これまで一貫して、海外視察の中止を求めてまいりました。 新年度予算は、市税収入が2年連続の減収となり、財政調整基金の繰り入れと、土地開発基金を取り崩して収支をあわせるという、大変厳しい財政運営と言わねばなりません。 そういうなか、公共事業費については、前年度比で4.6%増の規模となっています。32件の事務・事業の見直しで5億円の経費節減をおこなおうとしています。この中には、慢性疾患を持ちたびたびの入院を余儀なくされている重度障害者の療養援護金の廃止や高齢者のいきがいと健康管理に貢献している公共施設の利用料減免制度の廃止、無職者や低所得者が多く加入している国民健康保険の窓口一部負担金減免制度の見直し等で、社会的弱者のいのちを脅かすものがあり、大問題です。 見直しというのであれば、市民生活の負担増ではなく、不要・不採算の大型公共事業の見直しこそ急ぐべきです。そして、議員自ら聖域扱いになっている議会費を見直し・削減をおこない、市財政に貢献すべきです。 海外視察は、「任期中1回は行くもの」と慣例になっているのではないでしょうか。市民からは、「海外旅行」との批判があるなか、市民の理解は得られていません。 昨日に紹介したように、17の府県議会・政令市が自粛や休止を決めています。どうしても必要というのであれば、札幌市や仙台市のように「政務活動費」で行かれてはどうでしょうか。 議員自ら税金の使い方に襟を正すことをもとめて、反対討論を終わります。 上にもどる |
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