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2012年3月21日 予算特別委員会 一般会計予算案修正案の趣旨説明 村上あつ子議員

  ●議会棟の喫煙スペースについて
  ●海外視察費について
  ●ヘリポート整備事業負担金と管理運営負担金について
  ●広島駅自由通路支障移転工事費について  
  ●広島駅南口広場の再整備について


  日本共産党の村上あつ子です。市会議員団を代表して、第1号議案、平成24年度広島市一般会計予算案に対する修正案の趣旨説明をおこないます。



議会棟の喫煙スペースについて

<修正する内容>
 議会棟の喫煙スペース改修費と空気清浄機のリース料、151万3千円を削除します。

<削除する理由>
 副流煙による受動喫煙の健康被害が社会的の問題化しているなか、議会改革検討委員会においても議会棟での禁煙について議論がなされ、議会棟ロビーの喫煙コーナーを分煙として整備する方向性が示されたようですが、健康増進法において、公共施設等の多数の人が利用する施設の管理者に受動喫煙防止義務が課せられており、すでに本庁では全面禁煙となっています。当然ながら議会等においても分煙ではなく禁煙とすべきと考えます。

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●海外視察費について

<修正する内容>
 海外視察費41人分、3280万円全額削除します。

<削除する理由>
 海外に出向き、調査や友好を深めることを否定するものではありませんが、なにがなんでも海外に行かなければ市政の問題が解決できないというものではないと考えます。必要性や緊急性とともに、その費用対効果に疑問があるところです。議会として、市の財政に貢献する立場から、中止・凍結すべきです。

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へリポート整備事業負担金と管理運営負担金ついて

<修正する内容>
 2012年度(H24年度)の広島へリポート整備事業負担金6030万6千円と2012年10月〜     2013年3月分の広島へリポート管理運営負担金4399万円、合計1億429万6千円を削除しま す。

<削除する理由>
 広島へリポートの負担金は、県・市のみで折半するのではなく、県内の23市町で応分の負担をするべきと考えます。広島県へリポートを消防ヘリやドクターヘリの基地に整備することは、市民の安全・安心を確保するうえで大切です。しかし、その整備も管理運営も赤字部分も今後ずっと県と市が折半していくという負担割合は見直すべきです。
  ドクターヘリは、山間部や島しょ部など市域を越え、県下で活躍するものです。広島市域にヘリポートがあるという理由で県と市のみが折半するという在り方は納得できません。県と協議しなおすべきです。

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●広島駅自由通路支障移転工事について

<修正する内容>
 自由通路支障移転工事費のうち、2億1000万円を削除します。

<削除する理由>
 自由通路の総事業費127億円のうち、JRは1割しか負担しないというのは、市民には納得できないものです。自由通路といっても、駅そのものである橋上駅の整備であり、利益を得るのはJRです。税金を使ってJRのための駅舎をつくる事業なのに、あまりにもJRの負担が少なすぎます。
  急いで自由通路を整備しても、駅ビルの建替え時には、血税を使った自由通路の一部を壊すことになり、税金の二重のムダ使いです。少なくとも、駅ビルアッセの建替え時まで自由通路整備は延期すべきです。

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●広島駅南口広場の再整備について

<修正する内容>
 広島駅南口広場の再整備に係る検討予算923万5千円を全額削除します。

<削除する理由>
広島駅南口広場の再整備について
   広島駅南口広場の再整備の基本方針・基本計画をもとに、市民の幅広い意見を聞き、遅くても夏までに基本方針を決定し、路面電車の駅前ルートを含めた南口広場の基本設計をおこなうというもので、2013年(H25年)以降に交通事業者と協議し具体的な事業スケジュールを検討するとしています。
  市は、ヒト・モノ・カネの循環が中国山地を越え、瀬戸内海を渡るような大きな循環を目指し、中国・四国を牽引する広島市の都市基盤整備として、広島駅南口ひろば再整備を進めようとしています。しかし、南口の再整備事業は、一体、誰が求めた事業なのでしょうか。
  この事業は、過去において巨大開発に税金をつぎ込み、財政を機器の陥れてきた流れの復活ではありませんか。広島電鉄(株)という民間企業との負担割合も大きな課題となります。
  市税収入が減るなか、市債発行額を抑制しつつ、巨大開発を進めれば、市民生活をこれ以上に切り込むことにならざるを得ません。「選択と集中」の名のもとに生活応援予算の切込みが懸念されます。
  巨費を投じる新たな開発に道を開くことは、582億円もの収支不足を解消しようと進められている財政健全化を困難にするものです。

  以上の理由により、5つの事業に関する予算の削除修正を提案します。
  委員の皆さんのご賛同をお願いし、提案理由説明を終わります。

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