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2009年12月17日 経済環境委員会 村上あつ子議員 |
出島産業廃棄物処分場とメッセ・コンベンション交流施設予定地について |
出島産業廃棄物処分場とメッセ・コンベンション交流施設予定地について (村上あつ子議員) 出島埋め立て第5工区は産業廃棄物処分場予定地、第1工区がメッセ・コンベンション等交流施設用地になっていますが、この10.5haのうち2.5haを特別支援学校建替(H24年4月開校予定)用地として、県と市教委とで協議が進められているところです。 この場所への移転についての賛否は所管もちがうことだし、今日は置いておくとし、この特別支援学校建替候補地のすぐそばが、第5工区の産廃処分場予定地になっています。 そこでまず、この産廃処分予定地の埋め立て工事の計画と進捗状況はどうなっているのかお聞きします。 (産業廃棄物指導課長) 出島処分場は、産業廃棄物等を年間19万立法メートル、10年間で190万立法メートルを埋立処分する計画で、平成15年3月に本市の設置許可を受け、同年の8月から工事に着手しています。 進捗状況につきましては、ほとんどの工事がすでに発注済となっておりまして、現在は遮水工事などの護岸整備の工事が行なわれています。H23年3月末にはこの工事が完了する予定と聞いております。 (村上あつ子議員) H15年2011月に許可がおりて、工事がはじまられており、H23年(2011年)3月末には工事が終わり、産業廃棄物の持込が始まるということになるということですが、この事業を進めるにあたって、地元の方と「協議会」がつくられていますが、この「協議会」の主旨と構成はどうなっていますか。 (環境保全課長) 「広島県出島処分場事業連絡調整協議会」は、広島県が出島地区廃棄物処分事業を実施するあたりまして、地域住民との連携を密にし、一層の住民理解の形成を図りながら事業を円滑に推進するために、H14年11月22日に設置したものです。 委員構成としましては、処分場周辺の地元代表の方々12名と広島県の職員2名、本市からも職員1名、計15名となっています。 (村上あつ子議員) 地元の方々に理解を得ながら一緒に事業を進めていこうということで協議会ができたということですが、産業廃棄物がもち込まれるということで、いろいろなものが混ざった粉塵が飛散し、健康被害など危惧をして不安がもちあがり、一体どういう計画になっているのか、またその計画が納得できるものにしていくために一緒に協議しながら進めていくという、そういう協議会であるわけですが、先般の協議会で地元の方から、特別支援学校の保護者会も協議会のメンバーに加わるべきではないかという意見が出たと聞いています。この点はどのようにお考えでしょうか。 (環境保全課長) さきの10月30日のおこなわれました協議会におきまして、地元の委員の方から市の教育委員会も出席して特別支援学校の設置に関わる考え方を聞かせてほしいといったご意見があり、このことは教育委員会に伝えています。 また生徒の保護者の代表の方も意見が言えるように協議会に参加していただいたらどうかということですが、これにつきましては次回以降の協議会の中で協議されることになると思います。 (村上あつ子議員) 埋め立て計画がすすんでいる中、あとから特別支援学校が移転してくることになったわけですが、あとからですが、一番近いのが特別支援学校になるわけです。この第5工区の陸よりのところで400メートルも離れていない距離になります。そんなところで子どもたちは毎日過ごすことになるわけです。 関係住民ということになれば、特別支援学校の生徒・教師も該当すると思うわけですが、この点はどのようにお考えでしょうか。 (環境保全課長) 場所の設置につきましては、市の教育委員会の方が設置場所等決めまして、現在県のあり方検討委員会の方でもで協議されている事項であり、われわれとしましてはその辺の詳しい経緯につきましては把握していません。 (村上あつ子議員) 質問を変えましょう。 協議会の中で、地元代表の方は、ここが産業廃棄物の処分場になるということに反対をされているわけではなく、理解を得ながら進めていってもらいたいという思いで協議会に出席されていると理解していますが、この点の確認をさせてください。 (環境局次長) 私も協議会に出ている一人でありますが、お尋ねの点でありますが、出島地区、あるいは宇品地区の皆様におかれては、県内の特に西部地域の産業廃棄物の処置のために施設が逼迫しているという状況に理解をしていただいて、市内の企業だけでなく、県内の企業に対しての経済活動のためにはそういう施設が必要なんだという要請にご理解を示していただいているとことです。 ですからいろいろ思いはおありだろうとは思いますけれども、協力しようというお気持ちで協議会のも臨んでいただいていると理解しております。 (村上あつ子議員) 事業に理解を示された上で、安全な施設であってほしいという思いで、どういう計画で産廃が持ち込まれるのか、そこをきちんと知りたい、知って理解したい、こういう思いで協議会が開催されていると思います。その中で、同じ地元住民として特別支援学校の関係者がどういう計画になっているのか、どうなっていくのかそのことが知らされないのでは大変不本意ではないか、そういう思いから、保護者会の方にもぜひ協議会に入っていだたきたい、入るべきではないか。これが地元の方の思いではないかと理解しています。 特別支援学校の保護者の方にこういう計画があるのだと説明するのは市教委だと思いますが、同じ協議会のメンバーに入っている環境局として、保護者に説明する必要があるとはお考えにならないのでしょうか。 (環境局次長) ひとつだけ確認させていただきたいが、地元のみなさんがということですが、協議会ではたしか、お二人かお三人の方が一人の方の発言に相づちを打たれたかに記憶しております。 ただこの協議会というのは繰り返しになりますが、地元の住民の皆様に事業についての御理解を深めていただく、不安を払拭していただく、そういうふうにして円滑に事業を進めていくということで設置されているものでありますから、一部の委員さんからいろいろなご発言はそのつどございますが、最終的にそのことについてこの協議会でどういう方針を決めて、どういう対応をとっていくか、この件についてはその決定がなされたわけではないので、ですから、一部の委員さんからそういうご発言があった、そして支援学校の生徒さんの保護者の方に、ここの事業についていろいろ不安をもたれるかもしれないから知らせてあげればいいじゃないか、という趣旨のことに対しては、県の方からもそういう方々に対して事業についての説明をさせていただくということではやぶさかではないという主旨の答弁もあったわけです。 公共が行なっている事業であるわけですから、県の方としても説明を求められれば不安を払拭するための説明はさせていただくという意向はもっておられると思いますから、どこが説明をするのか、しないのかという次元の問題ではなくて、この事業の必要性を理解しつつも環境を守っていかなくてはいけない、住民の皆さんの健康も守っていかなくてはいけない、いろいろなことの関連の中で、皆が協力をしながら進めていくべき話だろうと思っています。 (村上あつ子議員) 協議会の中で一人の方から出た意見だということですが、私ももっともな意見だと思いました。確かに一番の至近距離で日中生活する人たちですから、いまどうなっているのか、どういうふうな状況になっていくのか、本当に安全で安心できるのかというところはきちんと知る権利のあると思います。 協議会に入る、入らないについても含めて、協議会の中で決められるということですので、ぜひ、保護者会の方から要請がありましたら、その時はしっかりと受け入れ体制をつくっていただきたいというふうの思うわけです。また、こういう意見が出たことも県、あるいは協議会の中でしらせていただいて、地元の人たちみんなの合意のもとで事業がすすみ、また、安全な施設になっていくことをのぞんでおりますので、そのことも合わせてお伝えいただくことをお願いして発言を終わります。 上にもどる |
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