サイト内検索
サイト内検索
議長選挙に中森辰一議員が立候補し、6票を獲得しました。
自民党市民クラブの母谷龍典議員が47票で議長に選出されました。
また、副議長選挙には中原ひろみ議員が立候補し、6票を獲得しました。
公明党の西田浩議員が47票で副議長に選出されました。
日本共産党市会議員団の中森辰一です。議長に立候補するにあたっての、私の所信を申し上げます。
議会は、選挙で選ばれた代表によって構成されており、各議員一人ひとりが平等に議員としての権利を行使することが保障されていなければなりません。
その大前提に基づいて、議会は運営されることが必要です。本会議においても委員会においても、議員が望めばすべての議員に公平に発言の機会が保障される必要があります。
同時に、今日、広島市でも、引き続き重要な感染拡大への対応、格差拡大、貧困化、高齢化、少子化、障害のある市民への対応、繰り返される災害への対応、3年余りにわたるコロナ禍に加えての物価高騰で厳しい状況にある地域経済の問題、そして広島の特別な役割である核兵器廃絶への取り組み、また、本市議会でも女性の議員が10人に増えたことはジェンダー平等を考えると大きな前進だと歓迎しておりますが、本市ではなお、ジェンダー平等に向けた課題があります。このように、本市が直面し、議会で議論すべき課題が山積しています。そうした中で、議会みずからが積極的にさまざまな課題を取り上げ、多角的に議論ができるような会議のあり方を考えることが必要ではないかと考えています。
あるいは、市政について市民に関心を持っていただくために、議会として市民の声を聞く機会を設ける、議会の議論の過程をより多くの市民に知ってもらえるようなことができないかなど、検討することが必要ではないかと考えています。さらに言えば、前期の本市議会は、選挙での大買収事件で大きく揺れた経験から、政治と金の問題では厳格に自らを律し、市民に説明できないことをなくしていくことが必要だと考えます。
以下、私が議長に選出された場合に取り組みたいことを6点、お示しします。
1.委員長、副委員長、監査委員などの議会ポストについては、議会の各会派で協議を行い、議会の各会派の所属議員数に応じて公平に割り振ります。
2.議会のあり方に関する課題を議論する場合は、安易に数の論理で結論を出すことなく、各会派の合意を得るようにします。
3.理事者から出された議案の審議とは別に、常任委員会においても、直面する市政の課題について、具体的なテーマを決め、必要な場合は、市民の意見や、専門家を招いて意見を聞くなどを含め、積極的に調査研究活動を行うようにします。
4.議会は言論の府であること、議員一人一人が選挙で選ばれた立場であることから、会派の大小にかかわらず、公平に、また、積極的に発言できるよう、その機会が保障される必要があります。代表質問と一般質問を別途行い、時間は短くてもすべての議員に定例会ごとに一般質問を保障している他都市の議会の例を参考に、できるだけ各議員に公平に本会議での質問の機会が保障される制度を検討します。
5.昼間働いている市民にも、議会傍聴を保障するために、休日や夜間の議会開催を検討します。
6.会議に出席する場合の議員の費用弁償は、5000円にしても8000円にしてもその根拠を説明できないため廃止を進めます。また、海外視察は政務活動費の活用もできることになっており、あえて別途予算を立てて行う海外視察制度は廃止を進めます。
以上、私の所信を申し上げました。議員各位のご信任をお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。
掲載カテゴリー