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日本共産党広島市会議員の中原ひろみです。
党市議団を代表して、決議案第16号から決議案第28号まで13名の各議員(※今田良治、豊島岩白、木戸経康、海徳裕志、児玉光禎、木山德和、谷口修、八軒幹夫、三宅正明、石橋竜史、藤田博之、沖宗正明、伊藤昭善)に対する13の決議案「河井克行及び案里両被告の裁判において現金を受け取ったとされる議員に対し、広島市議会において事実関係を説明することを求める決議案」(公明党・市民連合提出)について一括して賛成の立場から討論を行います。
河井克行・案里両被告の公職選挙法違反を問う裁判が始まり、検察が起訴状において100人の被買収者の名前を列挙し、河井被告が、いつ、いくらの現金を13名の広島市議会議員に渡したのかを明らかにしています。
裁判のなかで、これまで「当選祝い」「陣中見舞い」などと説明してこられた被買収議員も、「現金は裏金と思った」「大罪を犯した」など「違法な金」として認識されていたことを認める証言をされています。しかし、県民・市民に対して説明をすることも辞職する様子もなく、「こんな議員は信用できない」というのが有権者の率直な思いです。
特に、被買収議員に投票された有権者のなかには、「自分の一票が汚された」と感じる方もおられます。皆さん、本当のことを話してほしいと願っています。このまま説明をさけ、真実を明らかにしないことは、有権者に対する最悪の裏切り行為です。
とりわけ、大半の被買収議員が受領を認めているなか、今なお「ノーコメント」の議員もいます。
説明責任を果たさない政治家の存在は、政治不信を高めることにしか作用しません。有権者からは「私たちを馬鹿にしているのではないか」と痛烈な批判も出ています。市民の負託を受け議席を得た政治家として、議会の場で自らの説明責任を果たすべきです。
有権者の多くは、各候補者に期待し、信頼を寄せて一票を投じられたのであり、これら有権者の期待を裏切ることがあってはなりません。
わたしたち政治家は、誠実さと謙虚さ、高い倫理感が必要ですし、信用のない人に、住民の代表は務まりません。
広島市議会は7月18日の令和2年第5回臨時会で、「議員としての政治倫理の遵守に向けての決意を表明する決議案」を13名の被買収議員も含め、全会一致で可決しています。この決議で表明した「市民への説明責任」は、いつ果たされるのですか。このまま、ダンマリでは「ウソつき」のそしりを免れません。
政治家にとって、「政治とカネ」に関する有権者への説明は「義務」であり、果たすべき最低限の責任です。
9月15日には、市民が広島市議会議長に「被買収疑惑のある市議会議員が説明責任を果たすために、広島市議会が役割を果たすことを求める要請」が1600筆を超える署名とともに提出されています。この市民の声に各議員は応えるべきです。
二度と買収事件を起こさせない、起こさない市政、県政にするためには、被買収議員は、自ら説明し、潔く辞任せよ、これが多くの市民の思いであることを申し上げて賛成討論とします。
※賛成多数(反対は藤田木島木山八軒、退席児玉。石橋議員あてのみ反対は藤田木島八軒、退席児玉。)で可決
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