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◆村上 委員
本会議でもお聞きをしたんですけれども、会計年度任用職員について、先にこちらの方からお聞きをします。
現在、非正規で働いてらっしゃる方の比率がどんどん大きくなっているんですけれども、正規同様に責任ある仕事に就いている方々、この人たちが会計年度任用職員に置き換えられた場合、処遇がどうなるのか。これが大きく問われているんではないかというふうに思っております。
それで、本会議でも、欠員状態でスタートした放課後児童クラブと児童館指導員の状況を紹介しながら質疑を行ったんですけれども、この本会議での答弁を深めていく立場で、幾つか確認も含めて質問をしたいと思うんですけれども。
まず初めに、局長は、人手不足の問題の要因はいろいろあっても雇用を確実に確保するためには処遇の改善は重要だという趣旨の答弁をされましたけども、これで間違いないんでしょうか。
◎秋田 給与課長
雇用を確保するためには、公募の仕方、それから採用試験方法の見直しなどといった手法も考えられますけれども、処遇の改善は重要な方策の一つであると認識しております。
◆村上 委員
処遇の改善は重要なことだというふうな認識であるということを確認をさせていただきました。
それで、会計年度任用職員制度では、給料表を定めるということなんですけれども、その前に一つ、答弁で給料表等というふうに言われたと思うんですけど、この等というのが何なのかということと、それから、この給料表の対象はフルタイムもパートタイムも対象にしたものになるのかということをお答えください。
◎秋田 給与課長
会計年度任用職員には、フルタイム勤務の会計年度任用職員については給料を、それから短時間勤務については報酬を支給するということとされております。
加えて、フルタイム勤務の場合には、職務の内容や地域の実情に応じて、時間外勤務手当、地域手当、退職手当等が支給でき、短時間勤務の場合も、短縮手当を除いて、フルタイム勤務の職員との均衡に留意して、報酬水準を定めることとされております。
まず、給料表につきましては、フルタイム勤務のものをまず前提とし、そこに同様の報酬水準として、ちょっと定め方はまだはっきりと決めているものではございませんが、短時間勤務のものについても給与水準を定めていきたいというふうに考えております。
◆村上 委員
まずフルタイムの方を策定して、それに基づくというか、それによってということのようなんですけれども、いずれにしても、今の報酬が下がるような給料表ではいけないと思うんですけれども、その点はどういうふうになるんでしょうか。
◎秋田 給与課長
この度の本会議で近松議員の一般質問に企画総務局長が答弁しましたように、平成32年4月から導入される会計年度任用職員は、処遇の改善を図りながら適正な人員配置が行われるようにするために導入されるものでございます。会計年度任用職員の職の設定、勤務条件等につきましては、今後、総務省が示しました会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアル、これに沿って、市全体の職員体制の在り方、それから財政負担等も踏まえて、関係者とも協議しながら検討していきたいと考えております。
◆村上 委員
報酬が下がることはないというふうには言われませんでしたけれども、処遇の改善ですから、下がることはないということは大前提だというふうに理解をしておきます。そういうふうにしてもらわにゃ困るので。
ボーナスが出なかった嘱託職員には、今後2.6月分の期末手当が支給されるという答弁があったというふうに思うんですけれども、この期末手当はフルタイムの方もパートタイムの方も同様に支給されるのかということも確認をさせていただきたいんですけれども、この点はどうなるでしょうか。
◎秋田 給与課長
会計年度任用職員につきましては、フルタイム勤務あるいは短時間勤務かを問わず、正規職員と同様に期末手当を支給することができるようになります。
◆村上 委員
同様に期末手当は支給できるようになるけれども、何月分かということについてはフルタイムとパートでは違うかもしれないという、そこの可能性も残ってるんですか。
◎秋田 給与課長
基本的にフルタイムあるいは短時間勤務を問わず、正規職員の期末手当と同様、現行では2.6月なんですけれども、この月数を支給するという形になろうかと考えられます。
◆村上 委員
分かりました。月数は一律だということなんですけれども、ただ問題なのは、基本給、ベースとなるところが今よりも下がったようなものでは、給与体系の給料表のことにも関連しますけれども、いけないわけで、全体として年収は下がらないというふうに認識してよろしいんでしょうか。
◎秋田 給与課長
これまでも、非常勤職員の報酬につきましては、報酬の額、それから交通費、休暇等において一定の改善を図ってまいっております。会計年度任用職員に移行するに当たっても、その勤務条件については適切な設定を行っていきたいというふうに考えております。
◆村上 委員
それで、今後のスケジュールなんですけれども、2020年4月の制度導入に向けてスケジュールの方はどうなっているのかお答えください。
◎高山 人事課長
会計年度任用職員制度の導入に向けましては、総務省が示しました事務処理マニュアルにおいて、制度が導入される平成32年4月1日までの想定されるスケジュールが示されております。
このマニュアルに基づきまして、本市においては、現在、臨時、非常勤の職の再設定及び会計年度任用職員の勤務条件等の検討を行っております。今年度末を目途に関係者とも協議しながら検討を進めていくこととしております。
この検討状況を踏まえ、遅くとも平成31年6月議会までには、会計年度任用職員に係る関係条例の改正案及び人事給与システムの改修等の予算案を、議会に提案したいと考えております。
◆村上 委員
早くて今年度末までにはということで、遅くとも来年、ちょうど1年後ということになりますか、この6月議会には最終的に方針が出されるということなんですけれども、国の財源がどういうふうになるかということもまだ分からないということなので、そこら辺が詳しくお聞きできないというか、お答えがいただけないんですけれども、やはり、これまで広島市が独自と言いますか、やはり独自と思うんですけども、手当なり処遇面をいろいろ協議をされて実施されていることについては、この会計年度任用職員の導入によって国の財源を100%使いますということになりますと、これまで市が独自で充てていた財源が浮いてよそに回ることのないように、やはり独自のいいところはしっかりと残して、処遇改善をしていただくようにしていただきたいということを重ねて要望をしておきます。
今のスケジュールのことで言いますと、遅くて今年度末までぐらいまではなかなか議会への話はないのかなというふうに思うんですけれども、そうは言っても、関係者との協議のことも進行の関係もありますけれども、適宜、議会への報告もしていただきたいということも併せて要望をしておきます。
◆村上 委員
それで、次にいきます。2点目が市役所の駐輪場、駐車場についてなんですけれども、市役所、議会棟を訪れる人からよく聞くんです。自転車を停めるのに一苦労するとか、駐車場に入るまでに時間が掛かってなかなか駐車できないというような類いの苦情を、この間ずっと聞いてるところなんですけれども、それでちょっと今具体的に状況がどうなっているのかということを改めてお聞きしたいと思うんですけれども、まず、今どれぐらいの駐輪、駐車のスペースを確保しているのか、それぞれ台数がどうなっているのかお答えください。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
本庁舎の駐輪場については、北庁舎別館を含めて6か所あり、駐輪台数は合計で899台でございます。それから駐車場については、地下1階、2階及び地上に3か所あり、駐車台数は合計で265台でございます。
◆村上 委員
駐車スペースが265区画で、駐輪場は899台が収容できるということになっているようなんですけれども、市役所としての設置義務はどうなっているんでしょうか。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
附置義務ということだと思いますが、駐輪場につきましては、本庁舎建設当時に駐輪場附置義務条例の対象外でございましたので附置義務はございませんが、仮に現在と同規模の庁舎を新設した場合の附置義務台数は約450台となります。それから、駐車場の附置義務台数につきましては214台でございます。
◆村上 委員
車が214台に対して265区画で、オーバーというかたくさんあると。自転車についても450台に対して899台なので、義務は果たしているということになるんですけれども、この数字は市役所の建物に限っての数字というふうに確認していいんでしょうか。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
駐輪場についてはそうでございますけども、駐車場につきましては、本庁舎と北庁舎を合わせた附置義務台数でございます。
◆村上 委員
本庁舎と北庁舎を合わせたということなんですけど、言うまでもなく、中区役所がないんです。なので、余計にこの市役所が停められんということになってるんじゃないかなっていうふうに思うんですけれども、担当として来庁者からの駐輪、駐車に関して苦情は入っていないんでしょうか。また、この間対応してこられたことがあれば、その内容を教えてください。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
駐輪場につきましては、来庁した際に駐輪スペースがないといった苦情がやはり年に数回ございます。これまで、来庁目的以外で利用しないよう看板を設置して、周知、注意喚起を図るとともに、長期間の放置自転車の撤去、それから守衛が随時駐輪車列を整理することにより、駐輪スペースの確保に努めています。
また、駐車場につきましては、雨天時等にやはりなかなか駐車できないといった苦情が年に数回あります。これまで、特に本庁舎で入札や研修、会議等を行う場合につきましては、主管課から公共交通機関の利用をお願いするとともに、臨時的に区画外のスペースを活用するなどの対応をしています。
◆村上 委員
どっちかと言えば、ハード面の対応をされてきたというふうに伺ったんですけれども、これから車と自転車でちょっと分けてお聞きしたいんですけれども、駐車場についてまずお聞きをしたいんですけれども、5月24日付けの中国新聞の投書欄に、車が停められなかったと、この方は、市民ファーストではなく議員ファーストだというふうに思うという投書が載っていたんですけれども、私たちもずらっと車が2号線沿いに並んでる状況を見ると、あと北側から入るときでも、すっと抜いて入ったりするのをすごく何か恐縮してるんですけれども、こういう声もちゃんと受け止めなくちゃいけないなと思いながら見たんですけれども、この方は歩行困難であるので平面駐車場を利用したかったということなんですけれども、お聞きしたいのは、障害者用の駐車スペースが現状どういうふうになっているでしょうか。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
身障者用駐車スペースにつきましては、地下1階の駐車場のエレベーターの出入口から近い場所に9区画設置しております。また、地上への駐車を希望される場合への対応としまして、東側玄関前に2台分の駐車スペースを確保しており、いずれも申出があった場合は誘導等の対応を行っております。
◆村上 委員
車で入ると必ず守衛さんがいらっしゃるんだけど、そこで御本人から障害者用の所に停めたいんだがっていうふうに申告をされない限りは、当然案内はされないということなんだと思うんですけれども、この新聞に投書された方は地上がいいんだというふうに言われたわけなんですけれども、地上に今2区画あるというふうに言われたんですけど、これはお聞きして確認したらありました。ありましたけど、カラーコーンと張り紙ぐらいがあるんです。ずっと前からあったのかなと思って、障害者用の駐車スペースを探すとき、どうしてもよそがやってるみたいに、路面の所に車椅子マークというか描いてあるので、大抵ならそこを探すんですけど、そうじゃないんです。だから私、みんな気付かないんじゃないかと思って、あそこにあるっていうのが。だから、気付いたら、市役所にもあるよっていうんで、利用しない人もそういう人にも教えてあげることもできるしって思うんですけど、この自らが停めたいんですと言わない限りっていう、そこにあることも分からない状況ではなかなか利用も難しいと思うんですけど、周知はどのようにされてるんでしょうか。これは、地下の所も含めて。地下の所は確かにエレベーターに一番至近距離で、そういう意味ではそういう場所をきちんと確保してあるということは理解するんですけれども、東口もそうは言うても、そこから中に入ってエレベーターに行かれればいいんですけども、中区役所を利用しようとする人だったら、そこはちょっと思い付かないと思うし、昔からあったのではないような気もするんですが、いつ頃からだったのか、周知をどのようにされているのか、そこを教えてください。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
東側の玄関の駐車スペースにつきましては、これは駐車区画として設置しているものはなくて、あくまでもそういった要望があった場合の運用ということで使っているものでございます。ですから、今回の地上の平面駐車場を希望された場合に、歩行困難なのでというようなことをおっしゃっていただければ、今回もこちらの駐車場を案内することができたのではないかと思っております。あくまでもこれは運用でやっておりますので、通常は地下の身障者区画を御利用いただくということで考えているところです。
◆村上 委員
やはり今のこういう御時世ですから、地上にやっぱりきちんとしたスペースが要るんじゃないかなというふうに思います。それと、やはり、暫定的のような言い方されたので、きちんと周知できないのかなと思うんですけれども、やはり用意してます、市役所のここに用意してますというような周知も、私は必要ではないかなというふうに思います。今ほとんどどこの建物もそういうふうにきちんとスペースを確保しているんじゃないかなっていうふうに思いますので、是非市役所もそのようにしていただきたいと思います。
それから、今度は自転車なんですけれども、899台を今確保されているんですけれども、これでもまだスペースが要るんじゃないかなというのが、停められないっていう苦情が出ているところからもそうなんだなっていうふうに思うんですけれども、台数を増やすという点で、もし検討されているようなことがあれば教えてください。
◎加賀谷 総務課長[充]市選管啓発課長
台数の拡充につきましては、今年度、これは北庁舎別館の方にあります職員用駐輪場について、これを2段式に改修し、駐車台数を増やす予定としております。これによりまして、本庁舎の駐輪場から職員の自転車を移動させまして、来庁者用の駐輪スペースを増やすことにしております。
◆村上 委員
少し増えるということなんですけれども、市長は、ごみ、花、自転車だったか、自転車を推進されておりまして、専用のスペースも確保してどんどん広げていくというふうなことを言われておりますし、これは私自身がちょっと反省もしたんですけど、かつて乗るまぁデーを作って、できるだけ車を控えようというのがあって、そのとき私もせめてその乗るまぁデーの3日間は公共交通機関でここに来ようというふうに思って実行してたんですけれども、いつの間にか、やっぱりもうぱっと車に乗って来るようになってしまったんですけれども、交通の便のいい場所ですからできるだけ車は控えてもらうように、そうは言っても、市役所は中区だけじゃありませんから、市役所等を訪れる人は。だから一定の当然車のスペースも確保しなくちゃいけないんですけれども、苦情がじかに届いてるのは一番身近にというかいらっしゃる守衛さんのところなんです。私にもいろいろあちこちから言われるんですけど、それ以上に守衛さんも言われてて、大変御苦労されているんじゃないかなっていうふうにも思っているところなんですけれども、ハード面では今そういうふうに少し自転車の台数が、北庁舎別館の所で増えるというふうに言われたんですけれども、なかなかハード面はお金も掛かれば大変かなというふうにも思うんですけれども、54号沿いの中区役所、郵便局の前の歩道のその向かい側に駐輪ラックを設置をされてるけど、それは段違いで停められるので少し台数が多くなるんじゃないんかなというふうに思うし、きれいに停められる。マナーが良くなるということもありますので、そういう駐輪ラックをできるだけここの駐輪場にも利用できないかなということを思ったんですけど、それをちょっと提案させていただきます。
それと、先ほど言ったソフト面で、できるだけ公共交通機関をという周知とか、それは全体の市の方針の中で言われていかれればいいと思うんですけれども、そういうふうにして自転車であっても車であっても、停めたいときに停められないという状況がないようにしていただきたいということを申し上げて終わります。