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議長選挙に中原ひろみ議員が立候補しました。
自民党市民クラブの山田春男議員(39票)には及びませんでしたが、女性の参画拡大と、民主的な議会運営を求めた所信表明演説に他会派からも支持があり、8票を獲得しました。
日本共産党広島市議会議員の中原ひろみです。
議長選挙が行われるにあたり立候補者としての所信を述べます。
立候補を決意した最大の理由は、政治分野における女性の参画拡大が、政治に多様な民意を反映させる観点から極めて重要であるとの思いからです。
女性議員の数は、民主主義のバロメーターといわれています。
平成30年5月23日には「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律」が公布・施行されました。
この法律は、民主主義社会では男女が政治的意思決定の過程に積極的に参画し、共に責任を担い、多様な意思を政治や社会の政策・方針決定に公平・公正に反映し、均等に利益を享受することが必要だとして、男女の議員の割合を均等にすることを目的に、衆参の全会派が合意して成立しました。
しかし、今年の国際女性デーを機に、各国の議員でつくる「列国議会同盟」が発表した日本の女性議員の割合は、衆議院で10.2%、参議院でも20.7%にとどまり、193ヵ国中165位となり、前年より順位を7つ下げました。
広島市議会でも今回の改選で女性議員は2人少なく女性議員の割合は、14.8%から11.1%へと減少しています。
このような状況のもと、この法律の成立を機に、実質的な男女平等の実現へむけ、広島市議会もいっそうの努力をすべきという立場から、議長選挙に立候補を決意しました。
当然のことながら、議会運営に関しては、地方自治制度にのっとり、市民から選ばれた市会議員と市長が、ともに市民の代表として、車の両輪のように協力するとともに、相互にけん制し合う、緊張感をもった関係を維持し、独断や専行を防止し、公正、公平、民主的な議会運営を進めていきます。
議員一人ひとりの発言の機会を公平に保障し、様々な市議会のポストも会派の人数に比例して配分するようにします。
これまでも求めてきましたが、公費による海外視察と、政令指定都市の市議会でも最高額となっている費用弁償を見直し、廃止の方向で検討していきたいと思います。
言うまでもなく、自治の主体は市民です。市民の付託にこたえられるよう議会の権能と責務を果たす所存です。
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